研究課題/領域番号 |
07456111
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
農業機械学
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
中島 教博 宇都宮大学, 農学部, 助教授 (10008055)
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研究分担者 |
伊庭 慶昭 宇都宮大学, 農学部, 教授 (80241850)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
7,900千円 (直接経費: 7,900千円)
1997年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1996年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1995年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
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キーワード | 廃棄物 / 発砲スチロール / リサイクル / 油化生成油 / プラスチック / 粘度 / 減容技術 / 発熱量 / 発泡スチロール / 減容化技術 / 油化技術 / 生分解性プラスチック / CO_2ガス濃度 |
研究概要 |
廃棄物の発生および処理状況を把握するために全国78箇所の中央卸売市場へアンケートを送付し、実態調査を行った。アンケートの回収率は86%であった。 卸売市場では生ゴミの発生が多く、ほとんどの市場で生ゴミまたは可燃物として分別し、場外に搬出して焼却または埋立処分していた。 リサイクルしている割合が比較的高いのは段ボール、発砲スチロール、パレットなどで、発砲スチロールをリサイクルしている市場の割合は69%で、段ボールに次いで高かった。その再資源化の方法は大半が溶融固化して海外に搬出し、再生プラスチックとして使用するものであった。しかし、過剰供給のため売価は非常に低く、不安定であった。その上、処分経費は他の廃棄物の5倍以上で極端に高い。そこで、現在の溶融固化に代わる、可能な限り簡易で、省エネ的な減容法を探るため熱的、化学的な減容法について検討した。また一方では油化し、燃料としての利用が有望と考え、油化装置について調査した。しかし、稼働している市場は1市場のみで現実には問題点が多く、現状では実用化は困難であった。油化燃料の熱的および機械的特性を調べるとともに、今後の油化燃料の可能性、方向性を検討し、現在、添加剤による低温油化、および燃焼バ-ナなどについて実験を行っている。今後はこれらのデータから、最適な油化技術の開発及び油化油の燃焼装置の開発を行う予定である。 これに加えて、青果物の包装材料として利用去れているプラスチックフィルムと鮮度保持に関する基礎的実験を行った。
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