研究課題/領域番号 |
07456126
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用動物科学
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
長谷川 喜久 北里大学, 獣医畜産学部, 教授 (40092001)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
7,800千円 (直接経費: 7,800千円)
1996年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1995年度: 6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
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キーワード | インヒビンAとB / アクチビンA,ABとB / 卵胞液 / ホリスタチン / 精巣網液 / インヒビン / アクチビン / リコンビナントインヒビンB / 遺伝子工学 / ヒト / ラット / ウシ |
研究概要 |
1.インヒビンのα鎖とβAとβB鎖の抗体およびホリスタチンを用いて部分精製したヒト、ウシ、ブタ、ラット、ヤギのインヒビンの分子種の特徴を明らかにした。ヒトとウシのインヒビンの分子量はウエスタンブロッティングの解析の結果、大分子量と中分子量の前駆体が多く存在していたが、多くの生物活性は成熟型の30kDaのインヒビン分画に見られた。一方、ブタやラットでは成熟型のインヒビン分子種が多く見られた。 2.ヒトとウシの卵胞液中にはインヒビンAのみが存在したが、ラットとブタの卵胞液中にはインヒビンAよりは少ないが、インヒビンBが存在した。 3.ウシの卵胞液からインヒビンをアフィニティークロマトグラフィーによって除いた分画からアクチビンA,AB,Bを分離精製した。これらの収量の比率は約9:3:1であった。仮に、βAサブユニットとβBサブユニットのそれぞれの結合に差がないとすれば、βAサブユニットとβBサブユニットの生産量の比率は単純に計算すれば、3:1となることが明らかとなった。 4.ウシの卵巣ではインヒビンのβBサブユニットは生産されているが、βサブユニット同士で結合し、αサブユニットとは結合しない。従って、インヒビンBは生成されないのである。インヒビンのαサブユニットはなぜ大量に生産される必要があるか、そこに原因があった。なぜαサブユニットとβサブユニットの結合率が低いのかは今後に残された課題である。
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