研究課題/領域番号 |
07457039
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病体医化学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
岡本 光弘 大阪大学, 医学部, 教授 (90028613)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
7,400千円 (直接経費: 7,400千円)
1997年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1996年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1995年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
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キーワード | チトクロムP450(11β) / 副腎皮質 / 球状層細胞 / ノッチ・デルタ / 細胞分化 / 高血圧症 / チトクロムP450 / アルドステロン合成酵素 / ステロイド11-水酸化酵素 / 自然発症高血圧ラット / 本態性高血圧症 |
研究概要 |
(1)ヒトのCYP11B1遺伝子の第5、6エクソンについてPCR-SSCP分析を行った結果、第5エクソンのA291と第6エクソンのL362およびR366のコドンに塩基置換が高頻度で発生することが分かった。ただしこのポリモルフィズムと高血圧症の発生との相関は見られなかった。 (2)遺伝的高血圧症発症ラットの1つであるダール・ラットのうち、食塩抵抗性正常血圧ラットのCYP11B1に5個のアミノ酸変異が存在することを既に報告した。変異酵素では野性型酵素に比べてステロイド18位水酸化活性が低い。部位特異的変異を導入したCYP11B1を発現させ、活性の変化を解析した。その結果、ダール・ラットに起こっているV381LとI384Lの変異がステロイド合成活性の変化の原因になっていることが分かった。食塩抵抗性ラットではCYP11B1の変異のため血清中の18(OH)DOCレベルが低く、そのことが高血圧の発症を抑制するのに関わっていることが予想された。 (3)ラットの副腎皮質球状層細胞に特異的に発現している遺伝子ZOGをクローニングし、この遺伝子が副腎皮質細胞の発生と分化を制御する可能性を示唆した。
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