研究課題/領域番号 |
07457044
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病体医化学
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
加納 英雄 札幌医科大学, 医学部, 教授 (70045475)
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研究分担者 |
今井 伸一 札幌医科大学, 医学部, 助手 (20213209)
甲斐 正広 札幌医科大学, 医学部, 助手 (80260777)
坂根 郁夫 札幌医科大学, 医学部, 講師 (10183815)
和田 郁夫 札幌医科大学, 医学部, 助教授 (40182969)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
1997年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
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キーワード | ホスファチジン酸ホスファターゼ / ジアシルグリセロールキナーゼ / リン脂質 / シグナル伝達 / 分子生物学 / cDNAクローニング / 細胞分化 / プレクストリン相同部位 / 亜鉛フィンガー / EF-ハンド |
研究概要 |
本研究では、ジアシルグリセロールキナーゼ(DGK)とホスファチジン酸ホスファターゼ(PAP)について検討した。両者とも脂質性シグナル分子代謝酵素であるが、当研究室が初めてcDNAクローニングに成功し、新知見を発表してきた。 PAPに関しては、マウス35kDa酵素のクローン化成功後、2種のヒトPAPアイソザイムのクローン化を報告し、2a,2bと命名した。これらは表面膜を6回貫通する新しい糖タンパクである。2a,2bは転写調節機構、基質特異性が異なり分化した機能を持つ。これらの成果により、新しい触媒機序を共有するPAP-2スーパーファミリーの存在と、PAPの細胞分化、生殖細胞移動制御などにおける予想外の機能が明らかになった。現在PAPのKOマウス作成、PAP安定発現フィブロブラストの解析が進行中である。 DGKについては、DGK-デルタ型のクローン化を報告した。我々の成果を基礎にして、8種類の興味ある構造を持つアイソザイムから成る、DGK遺伝子ファミリーの全貌が明らかになった。DGK-アルファのリンパ球活性化時のトランスロケーション、触媒部位の同定を報告した。またDGK-アルファ、ベータ、ガンマ型に存在するEF-ハンドのカルシウム結合能の比較検討を行った。現在DGKの機能ドメインと結合する制御タンパクを酵母two-hybrid系で検索中である。
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