研究課題/領域番号 |
07457061
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験病理学
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研究機関 | 大分医科大学 |
研究代表者 |
山本 俊輔 大分医科大学, 医学部, 教授 (90040188)
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研究分担者 |
秋月 真一郎 大分医科大学, 医学部, 助手 (80159334)
瀬戸口 美保子 大分医科大学, 医学部, 助手 (20236110)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
1996年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1995年度: 5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
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キーワード | マクロファージ / 遺伝子 / CD14 / トランスジーン / ノックアウト / CD156 / 遺伝子座 / 高発現遺伝子 / トランスジェニックカウス / MS2 / 染色体マッピング / mAb |
研究概要 |
(1). 新たなMφ高発現遺伝子の解析:a)cDNAの分離:マウスのcDNA BS9、BS10、AD9、AD53、AD56、AD89、AD104、SY217および40-5URなどを分離し、塩基配列検索を進めている。AD9に対応するとヒトcNDAも分離し解析中である。b)リコンビナント蛋白(RP)の分離:AD56のRPを大腸菌で発現させた。他のcDNAについても検討中である。c)抗体作成と利用:AD56のRPに対するmAbを作成中である。d)ゲノム遺伝子の分離:AD56のゲノム遺伝子およびプロモーター領域を分離し、構造を決定中である。(2). CD14についてa)ラットCD14(rCD14)cDNAの分離と一次構造の特徴解析した、b).rCD14および生理活性因子発現のキネティクス検索:Kupffer細胞(KC)はTNF-α以外の生理活性因子遊離機能は乏しくLPSの清掃細胞として機能することを明らかにした。c).1.トランスジェニックマウス(TM)の解析:膜型および非膜型mCD14TMを作出した。異所性CD14がLPS傷害に防御的に働くことやsolubleCD14にES阻止および促進の両面作用があることを明らかにした。2.mCD14N末端部アミノ酸71個(N71)を発現するTMの作出した。3.mCD14ノックアウトマウス(KO)の解析ではLPSショックが回避された。3.CD14系の機能と制御の解析:リコンビナンmCD14(rmCD14)およびトランスフェクト(tf)細胞作成と利用:N71のrmsCD14を作成しウサギ抗体(pAb)を作成した。pAbはマウスのCD14全長tfCHO-K1細胞へのFITC標識LPSの結合を阻止した。LPSによるMφからのTNF-αの産生やin vitroにおけるLPS刺激MφからのTNF-α遊離を阻止した。MS2について:第VI回国際ヒト白血球分化抗原会議でMS2がCD156として承認された。a)CD156の染色体マッピング:ヒトおよびマウスCD156の染色体をFISH法で各々染色体10q26.3および7、F3-4と決定した。b)ヒトCD156の遊離型検索:ヒトCD156の遊離型cDNAおよび蛋白を分離した。細胞内部にSH3様部が見られ、この部のRPとsrc蛋白との反応を検討中である。MTP部のMTP、インヒビター・アクチベータ活性を検討中である。c)ヒトおよびマウスCD156に対するmAbの利用:PAPやFACS法でCD156組織分布を検討した。
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