研究課題/領域番号 |
07457086
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
免疫学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
米原 伸 京都大学, ウイルス研究所, 教授 (00124503)
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研究分担者 |
酒巻 和弘 京都大学, ウイルス研究所, 助手 (20271017)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
7,200千円 (直接経費: 7,200千円)
1996年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1995年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
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キーワード | Fas抗原(Fas) / アポトーシス / トランスジェニックマウス / gldマウス / 自己免疫疾患 / リウマチ様関節炎 / 糸球体腎炎 / 胸腺 / lprマウス / 劇症肝炎 |
研究概要 |
アポトーシス誘導シグナルを媒介する細胞表層レセプター分子であるFas抗原(Fas)の免疫系での機能をin vivoで解析することによって、Fasの免疫系における機能を明らかにし、自己免疫疾患の病因の解明とその治療につなげることを目的として、以下の研究を行った。(1)Fasリガンドの異常で全身性自己免疫疾患に陥るgldマウスに抗Fasモノクローナル抗体RK-8を腹腔内に一回投与した結果、抗DNA抗体の生産、リウマチ様関節炎や糸球体腎炎が劇的に治癒し、リンフォアデノパシーも治癒した。投与1年後においても、自己免疫疾患・リンフォアデノパシーの再発は認められなかった。(2)T細胞特異的にFasを異常発現するTgをgldマウス・lprマウスと交配させることによって、T細胞だけにはFasを発現するlprマウスを作成した。このマウスを解析した結果、リンフォアデノパシーだけでなく、自己抗体の生産も認められなくなった。T細胞上でのFasの発現によって自己免疫疾患が治癒したことは、T細胞上のFasの発現が自己免疫疾患発症の予防に重要であることを示している。
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