研究課題/領域番号 |
07457088
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
免疫学
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研究機関 | 熊本大学 (1996-1997) 鳥取大学 (1995) |
研究代表者 |
坂口 薫雄 (阪口 薫雄) 熊本大学, 医学部, 教授 (70192086)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
1997年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1996年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1995年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
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キーワード | B細胞 / α4分子 / シグナル伝達 / タンパク質脱リン酸化 / ラパマイシン / 増殖 / 免疫抑制剤 / PP2A / 抗原レセプター / Igα(MB-1) / α4 / ホスファターゼ / 細胞周期 / 細胞増殖 / pre-B細胞 / 細胞分化 / 胎児 |
研究概要 |
B細胞活性化シグナルの解析を行い、リンパ細胞増殖関連シグナル伝達分子α4の固定、遺伝子解析、およびα4分子のリンパ細胞シグナル伝達分子における役割を解析した。 マウスのα4、ヒトのα4分子のcDNA解析、染色体遺伝子構造の解析、遺伝子発現調節の解析を行った。ヒトではX染色体に位置し、マウス同様リンパ細胞の増殖に関連する分子であることが示された。 α4分子の機能を解析し、この分子が細胞内でタンパク質脱リン酸化酵素PP2Aの触媒ユニットと直接結合する分子であることを示した。その結合ドメイン、リン酸化部位、コンセンサス領域を検討した。免疫抑制剤ラパマイシンに感受性経路のシグナル伝達分子であることが明らかになり、α4分子とPP2A分子との直接の結合が、ラパマイシンによって制御されることも示した。α4/PP2A分子はラパマイシン結合分子からのTor(Target of Rapamycin)の下流に位置するリンパ細胞増殖制御シグナルを伝達する機能分子であることが、示された。 免疫制御剤ラパマイシンのリンパ細胞における作用点を明確にしたとともに、新たなリンパ細胞増殖シグナル伝達経路を明示した。現在、この分子の果たす免疫応答における役割について解析を進めている。
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