研究課題/領域番号 |
07457152
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
糸山 泰人 東北大学, 医学部, 教授 (30136428)
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研究分担者 |
阿部 康二 東北大学, 医学部, 助教授 (20212540)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
1996年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1995年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
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キーワード | 筋萎縮性側索硬化症 / Cu / ZnSOD / 運動ニューロン死 / ニトロチロシン / ALS / SOD / フリーラジカル |
研究概要 |
今日までその原因が充分には明らかにされていない進行性難治性筋疾患である筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、主として運転ニューロンの選択的細胞死を惹起して筋萎縮をもたらし、その予後が極めて不良でありながら有効な治療法は未だ確立していない。ALS発症者の5-10%は遺伝性で(FALS)、1993年には細胞質内の活性酸素消去機構であるCu/ZnSOD (superoxide dismutase)遺伝子に点突然変異が見い出されてきて、これが一部のFALSの原因遺伝子であることが強く推定されるに至った。 平成7および8年度の本研究により日本人の家系を用いた予備的な研究によって2家系のCu/ZnSOD遺伝子に、これまで検討された150以上の白人家系でも見られていない症状の進行が極めて遅いなどの際立った臨床的特徴を持った新しい遺伝子変異(点突然変異)を見い出して報告した(H46R変異)。さらに、もう5家系においても、白人家系にはまだ報告のないCu/ZnSOD遺伝子の5つの異なった異常を見い出した。異なった遺伝子変異は、それぞれに特徴的な臨床所見を示しており遺伝子変異と臨床的特徴の関連が注目される。さらにCu/ZnSOD遺伝子変異による蛋白チロシン残基のニトロ化が運動ニューロン死のメカニズムに深く関与していることを証明し本病の原因解明の足掛りとなり、2年間にわたる本研究の当初目的は達成できたものと考えられる。
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