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ヒト糸球体メサンギウム細胞特異的遺伝子のクローニング

研究課題

研究課題/領域番号 07457240
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 腎臓内科学
研究機関名古屋大学

研究代表者

宮田 敏男  名古屋大学, 医学部, 講師 (10222332)

研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
1996年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
キーワードメサンギウム細胞(HMC) / HMC特異的遺伝子 / セリンプロテアーゼインヒビター / HMC cDNAライブラリー / HNC特異的遺伝子
研究概要

近年、腎疾患に対する有効な治療法を確立するため、分子レベルでの病態の解明が望まれている。ヒト糸球体メサンギウム細胞(HMC)は、腎糸球体の生理的に重要な細胞であり、慢性糸球体腎炎等のの増殖性糸球体腎炎の発症において重要な病態生理学的意義を有する細胞である。これまでHMCのcell biologyを明らかにすべく多くの研究が行われてきたが、依然不明の点も多く、有効なマーカータンパクさえも同定されていない。そこで私たちは、1)HMCに発現している遺伝子を解析し、HMCを構成する遺伝子群の特徴を明らかにすること、2)HMC特異的遺伝子をクローニングし、その構造と機能について解析すること、を研究の目的として研究を開始した。
1:HMCcDNAライブラリーの作製及び解析
正常ヒト腎組織より培養メサンギウム細胞を確立した。mRNAを抽出し、HMCに発現する遺伝子解析用の3′-directed cDNAライブラリーを作製した。また、full length cDNAライブラリーも合わせて作製した。3′-directed cDNAライブラリーより任意に1200クローンを抽出しその塩基配列を決定した。その結果、蛋白合成に関与する遺伝子及び分泌蛋白の遺伝子が数多く検出された。最も発現量の多い遺伝子はファイブロネクチンであった。
2:HMC特異的遺伝子の同定
上記で得られた解析結果を遺伝子データーバンク或いは他の組織(肝、肺、線維芽細胞、血管内皮細胞等)での解析結果(大阪大学細胞工学センター 大久保助教授より提供)と比較し、10個のHMC特異的且つ未知の遺伝子を選別した。これらのクローンのfull length cDNAをクローニングし解析したところ、クローンNo.9422はセリンプロテアーゼインヒビターファミリーと高い相同性を有する遺伝子であることが明らかになった。

報告書

(3件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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