研究課題/領域番号 |
07457256
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
藤岡 ひかる 長崎大学, 医学部, 講師 (00264226)
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研究分担者 |
兼松 隆之 長崎大学, 医学部, 教授 (40128004)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
1997年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1996年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1995年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 移植免疫 / ラット肝移植 / 免疫寛容 / 免疫原性 / 肝移植 / トレランス / CD4 / CD8 |
研究概要 |
WFラットに同所性に移植されたLEW肝(LEW→WF)は、術後4日目をピークとする一過性の肝障害(急性拒絶反応)を起こすが回復し永久生着する。そこで、この長期生存肝移植(OLT)ラットに、ホモジナイズした正常LEW肝を腹腔内に投与すると、宿主内にドナー抗原に対するCD8+CTLが誘導され、移植肝が破壊(肝障害が誘導)される。しかしながら、長期生着肝(LEW由来)を摘出しOLTラットに投与しても肝障害は誘導されない。つまり、長期生着肝の免疫原性は消失していた。そこでまず、この免疫原性消失の時期を明かにするために各時期(術後1日、3日、1週、2週、4週、6週、6カ月目)の移植肝を長期生存OLTラットに投与すると、興味あることに術後3日目までには免疫原性が消失していた。この現象は、ドナーの抗原提示細胞が移植片より末梢に遊走するためであった。一方、LEW肝を移植した後長期生存したWFラットに心臓移植を行うと、third partyの心臓は8日で拒絶されるが、LEW心は200日以上生着した。即ち、ドナー抗原に特異的な免疫応答能の低下を認めた。 以上より、トレランスの機構として、宿主側の要因にドナー抗原に特異的な反応性の低下を認めること、移植片側の要因に移植肝の免疫原性が術後3日目までに消失していることが関与していると思われた。
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