配分額 *注記 |
7,100千円 (直接経費: 7,100千円)
1997年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1996年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1995年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
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研究概要 |
本研究は〔「カルチノイド及び機能性癌の全国登録・保存・分析・供給システム化に関する研究」(一般研究B):課題番号01480322:平成元年度〜平成3年度/1989-1991〕を基盤とし、広範に諸外国(約50カ国/15カ言語)の資料を消化し、入力・保存・分析の作業に関してこの3年の研究期間内に所期の目的の過程をほぼ軌道に乗せるに至ったものである。 腸膵内分泌腫瘍とは、いわゆるカルチノイドおよびその類縁の腫瘍とを含む腸内分泌腫瘍と、膵ホルモンとされている活性物質を生成分泌する膵内分泌腫瘍を総称したものである。腸膵内分泌腫瘍は、多くの共通点を持っている腫瘍群であるので、腸内分泌腫瘍と膵内分泌腫瘍その他の類縁の内分泌腫瘍を一つのファミリーとして考える方が理解しやすい。 本研究報告の内容となった文献、症例、総説等を含めたすべての資料は広く内外の文献から収集・整理され、〔Niigata Registry〕として入力・保管されており、20種の基本的な分析システムにより腸膵内分泌腫瘍およびその類縁の機能性腫瘍(癌)であるカルチノイドファミリーの腫瘍群の全20,608件、12,413症例の統計学的分析をまとめた。このうち腸内分泌腫瘍報告症例は7,978例、同剖検症例は1,554例、膵内分泌腫瘍報告症例は2,484例、その他、カルシトニノーマ報告症例は397例である。 その分析内容は、腫瘍の臓器分布、患者の年齢性別、転移の状況、腫瘍径、組織化学・免疫組織化学、症候群、腫瘍の壁進逹度(消化管の場合)、研究成果の年次的な推移など多岐にわたった基本的な統計的分析結果として記録されている。
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