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クロムに曝露したヒト肺癌における発癌過程の分子生物学的解明

研究課題

研究課題/領域番号 07457295
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 胸部外科学
研究機関徳島大学

研究代表者

門田 康正  徳島大学, 医学部, 教授 (60028628)

研究分担者 松森 保道  徳島大学, 医学部・附属病院, 医員
近藤 和也  徳島大学, 医学部・附属病院, 助手 (10263815)
高橋 敬治  徳島大学, 医学部・附属病院, 助手 (60236271)
宇山 正  徳島大学, 医学部, 助教授 (00168759)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
1995年度: 7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
キーワードクロム肺癌 / p53遺伝子 / ras遺伝子 / LOH / gene instability / enriched-PCR / microsatellite法
研究概要

クロムに暴露した肺癌症例19例に関して、p53遺伝子の異常を検索した。クロム肺癌のp53遺伝子の異常の頻度は19例中4例(21%)と低かった。p53遺伝子以外の遺伝子について検索している。ras遺伝子と3p,5q,9p,11pのLOHとgenetic instabilityに関して検索中である。
1) クロム肺癌24例のパラフィン包埋材料よりDNAを抽出し、K-rasのcodon12,13の領域について、PCRにて増幅し、制限酵素BstNIにて切断した。wild typeのK-ras codon12は、BstNIにて切断されるが、mutant K-rasは切断されない。次に、切断された断片に対して同じprimerにてPCRをかける。少しでも切断されていない断片が残っていると増幅される。この方法(Enriched-PCR)を使うと、高感度でK-rasの点突然変異を検出することができる。パラフィン包埋材料より抽出したDNAでPCRにて増幅できたのは、14例であった。そのうち1例がK-rasのcodon12に点突然変異を認めた。現在、capillary PCRを使って増幅している。また、codon13については、制限酵素PflmIにて検索中だある。
2) クロム肺癌24症例の腫瘍部と非腫瘍部よりmicrodissectionにてDNAを抽出した。腫瘍部と非腫瘍部に関して3p領域の3つのmicrosatellite marker(D3S647,D3S1289,D3S966)にてLOHとgenetic instabilityを検索中である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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