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定量的蝸牛神経損傷モデルによる蝸牛神経損傷病態の解析

研究課題

研究課題/領域番号 07457303
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 脳神経外科学
研究機関弘前大学

研究代表者

関谷 徹治  弘前大学, 医学部, 講師 (70154656)

研究分担者 鈴木 重晴  弘前大学, 医学部, 教授 (30004708)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
7,700千円 (直接経費: 7,700千円)
1995年度: 7,700千円 (直接経費: 7,700千円)
キーワードanimal experimental model / cochlear nerve / nerve compression / nerve degeneration / neurotrophic factors / spiral ganglion cells
研究概要

定量的に評価可能な蝸牛神経損傷モデルの確立を目指して,本年度も実験研究を継続している.ラット小脳橋角部の狭小さを克服するために,多数例において試行錯誤を繰り返えした.その結果,ラット小脳橋角部において,蝸牛神経を確実に確保できるようになった.次に,種々の蝸牛神経圧迫方法を試行した.まず,各種の神経圧迫子を試作し,それぞれの圧迫子について,数十例ずつ検討を重ねた.その一方で,圧迫の仕方についても同様に試行検討を繰り返した.これらの検討の結果,電気生理学的に良好な再現性を示しつつ蝸牛神経を圧迫しうる方法を確立することができた.現在は,神経圧迫方法は確立したと考えており,今後変更しうるパラメーターは,圧迫持続時間のみとしうると考えている.
現在は,そのようにして作成した蝸牛神経損傷ラットを2週間生存させた後,側頭骨を摘出し,組織学的検討を行っているところである。現在までに得られているデータから言えることは,上述した方法によって負荷した神経損傷の程度に相関して、蝸牛神経及びラセン神経節細胞が変性脱落する傾向を示しているということである.このことは,このモデルが定量的蝸牛神経損傷モデルとしてして,さらに検討を深めていく意義があることを確信させるものである.現在は,統計的に処理を行えるように,さらに個体数を増やしているところである.
また,これらの検討と平行して,各種神経栄養因子を含む薬剤によってラセン神経節細胞の脱落,蝸牛神経変性がどのように修飾されるかという問題にも取り組みを始めている.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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