研究課題/領域番号 |
07457407
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
山下 敏夫 関西医科大学, 医学部, 教授 (10077654)
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研究分担者 |
大西 純夫 関西医科大学, 医学部, 助手 (80257914)
原田 成信 関西医科大学, 医学部, 助手 (00198920)
友田 幸一 関西医科大学, 医学部, 助教授 (50164041)
土井 直 関西医科大学, 医学部, 助手 (60288826)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
6,100千円 (直接経費: 6,100千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1995年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
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キーワード | 内耳 / らせん神経節細胞 / 膜電位感受性色素 / 膜電位測定 / 単離外有毛細胞 / 単離らせん神経節細胞 / 細胞培養 / ニワトリ胚脳幹 / 蝸牛神経核 / 内耳蝸牛 / 有毛細胞 / 膜感受性色素 |
研究概要 |
1) 膜電位を光学的に観察するための測定装置のシステム化を完成させた。当初、モルモット内耳蝸牛有毛細胞を使用して色素の選択とその付加方法などについて至適条件設定に苦慮したが、有毛細胞は脱分極時にその形態を変化させることがわかり、我々の実験系に適さないことがわかった。 2) らせん神経細胞を用いて潅流による薬物刺激に対する膜電位変化をとらえることができた。しかし、Single cellレベルでは光のショットノイズに対する微小変化量の比(S/N比)が小さいため、変化をとらえることが難しかった。そこで、より安定した結果を得るために、マウスらせん神経節細胞、前庭神経節細胞の培養系を確立したところ、培養細胞の薬物刺激による応答を膜電位感受性色素を用いた膜電位測定用装置(ARGUS-50/PDA)を用いて測定することができた。 2) 我々が用いていた膜電位感受性色素は吸光色素であり、S/N比がきわめて小さいというデメリットがあり、1個の細胞の電位変化をとらえきれないことがあった。そこで、より大きなS/N比を示す蛍光色素を使用するための光学的計測装置のシステムを導入し始めており、この実験系を確立する。 3) 上記のシステムを組み合わせて、確実に細胞の膜電位変化をとらえられる実験系を確立する。また、脳スライスを用いて蝸牛神経核においての膜電位の変化の記録、マウス蝸牛のスライスの使用の試み、内耳有毛細胞群をsurface preparation法で摘出し、各細胞間の刺激に対する応答を同システムを用いて検討する計画である。
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