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未熟心筋の特性解明と新生児心筋保護法への応用

研究課題

研究課題/領域番号 07457423
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 小児外科学
研究機関九州大学

研究代表者

戸嶋 良博 (1996)  九州大学, 医学部, 助手 (10197890)

益田 宗孝 (1995)  九州大学, 医学部, 講師 (10190365)

研究分担者 安井 久喬  九州大学, 医学部, 教授 (20089923)
戸嶋 良博  九州大学, 医学部, 助手 (10197890)
研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
7,200千円 (直接経費: 7,200千円)
1996年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1995年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
キーワード未熟心筋 / 心筋保護 / 冠血流自動調節 / 再灌流障害 / 虚血再灌流障害
研究概要

実験では成熟心として生後20〜30週の家兎心、未熟心として生後4〜5の家兎心を用いた。
1.未熟心の冠循環特性
冠循環特性の一つである冠血流自動調節能を調べ、成熟心と比較した。
(方法)血液交叉灌流法で摘出心をLangendorff法で灌流した。灌流圧を100mmHg〜10mmHgまで10mmHg毎に変化させ、各灌流圧での冠血流量を測定し、各圧変化における自動調節能指数を算出した。
(結果)成熟心では冠灌流圧30mmHgから90mmHgにおいて冠血流自動調節能を示した。これに対し、未熟心ではいづれの冠灌圧においても冠血流自動調節は示さなかった。
(結論)未熟心は冠血流自動調節能が未熟であると思われる。
2、未熟心における虚血再灌流障害の発生
血液灌流心において心虚血再灌流による心機能障害および冠予備能障害の経時的推移を測定し、脱分極性心筋保護液の効果について検討した。
(方法)血液叉灌流法で摘出心をLangendorff法で灌流した。常温(37℃)虚血25分とした後再灌流し、虚血全から再灌流90分後までの心機能及び冠予備能を30分毎に計測した。左室バルーンを挿入し左室圧を心機能の指標とした。アセチルコリン3μg冠注時の血流増加度を冠予備能の指標とした。虚血前の左室圧を100%とし、虚血再灌流後の心機能は回復度(%recovery)で評価した。
対象を2群に分け脱分極性心筋保護液使用下の虚血としたものをCP(+)群(n=4)、単純虚血としたものをCP(-)群(n=4)とした。
(結果)(1)虚血再灌流後の心機能はCP(+)群でCP(-)群より良好な傾向を示したが有意差はなかった。(2)冠血管予備能でもCP(-)群とCP(+)群とを比較するとCP(+)群で良好な傾向があったが有意差は認めなかった。
(考察)脱分極性心筋保護液は心機能・冠予備能保護の面であきらかな効果はないと示唆された。

報告書

(3件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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