研究課題/領域番号 |
07457454
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
保存治療系歯学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
山崎 和久 新潟大学, 歯学部・附属病院, 講師 (00182478)
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研究分担者 |
野村 隆 新潟大学, 歯学部・附属病院, 助手 (70251840)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
7,800千円 (直接経費: 7,800千円)
1997年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1995年度: 5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
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キーワード | Periodontitis / TCR / Cytokine / RT-PCR / SSCP / Porphyromonas gingivalis / Tcell clonotype |
研究概要 |
歯周炎におけるT細胞の役割を明らかにするため病変部に浸潤するT細胞の発現するサイトカインのmRNA発現をRT-PCR法で、T細胞のクローナリティをRT-PCR-SSCP法で解析し、更に代表的な歯周病関連細菌であるPorphyromonas gingivalis抗原で歯周炎患者末梢血を刺激した時のクローナリティの変化も解析した。その結果、平均のmRNA発現量はIFN-γでは末梢血が歯肉組織に比較して有意に高く、逆にIL-10では末梢血に比較して歯肉組織で高いという結果になった。個々の症例で比較した場合、IFN-γでは全てのケースで末梢血で発現が高かったが、IL-10においては多くの症例では末梢血、歯肉組織で違いがなかったものの7例で炎症歯肉組織中での高い発現が認められた。IL-12p35mRNA発現には差がなかったが、p40mRNAはIL-10と同様、6例の歯肉組織において末梢血と比較して発現が増強されていた。IL-13は平均の発現量に違いはなかった。RT-PCR-SSCP解析の結果、未刺激末梢血では全ての患者のほとんどのVβファミリーでスメア-のパターン即ちポリクローナルなT細胞集団であることが示されたが、抗原刺激によりほとんどのVβファミリーで明らかなバンドが出現するようになった。末梢血中でバンドとして検出された場合にはスメア-となる場合もあった。歯肉炎患者と歯周炎患者では明らかな相違は認められなかったが、歯周炎患者で刺激後に出現するバンドの数が多い傾向があった。SSCP解析においては1本のバンドはCDR3領域の塩基配列が均一なT細胞クローンをあらわす。即ち歯周炎患者のT細胞レパトアは歯周病原性細菌に対して高い反応性を持ち、タイプ2のサイトカインプロフィールを持つことが示唆された。
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