研究課題/領域番号 |
07457476
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
補綴理工系歯学
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
芝 あき彦 昭和大学, 歯学部, 教授 (70013969)
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研究分担者 |
田口 健一 昭和大学, 歯学部, 助手 (50297032)
岩佐 文則 昭和大学, 歯学部, 助手 (60297025)
石川 俊哉 昭和大学, 歯学部, 講師 (00232257)
丸岡 宗康 昭和大学, 歯学部, 助手 (00245812)
瀧澤 秀樹 昭和大学, 歯学部, 講師 (50236387)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
7,800千円 (直接経費: 7,800千円)
1997年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1996年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1995年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
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キーワード | 高分子電解質錯体 / 人工歯根 / コラーゲン合成 / キチンキトサン / 生体材料 / インテグリン / TGF-β / 骨吸収および再形成 / 生体親和性 / インプラント / キチン・キトサン / 骨吸収 / 骨再生 / 細胞増殖 |
研究概要 |
本研究の目的は新しい材料高分子電解質錯体(PEC)を用いて 1)老化あるいは疾病により生じた歯の周囲の支持骨の吸収部を新生骨形成により、骨の再構築を行うこと 2)インプラントと骨組織との骨結合に要する期間を短縮させることにある。 まずPECのポリカチオン6種類、ポリアニオン15種、計90種類のPEC膜を作製し、骨原生細胞、歯根膜細胞、上皮細胞を用いて細胞接着、増殖試験を行い、また骨原生細胞ではALP活性、コラーゲン合成能試験を行い、良好なPEC8種類を選別した。 その8種類に対して生体親和性実験を行った結果、いずれも良好であることが判明した、その8種類を用い、PEC+HAのハイブリッド体を作成し、骨内に埋入した結果、2種類のPECが優れた骨電導能を有すことが判明した。 その2種類のPECを用い、インプラント体にコーティングを施し植立実験を行った結果、非コーティング群と比較して有意に骨形成が早期に行われることが判明した。 またBMPの担体として用いた結果、異所性骨形成も認められたことから、担体として使用できることも判明した。 これらの成果はPECが骨欠損部の補填材料、インプラント体のコーティング材として使用可能であることが証明でき、今後実際の臨床応用に向けて適用可能な材料として将来楽しみな新素材であることが判明した。
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