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歯原性腫瘍の遺伝子発現様式による病態解析と診断基準の確立

研究課題

研究課題/領域番号 07457500
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 外科系歯学
研究機関大阪歯科大学

研究代表者

岡野 博郎  大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (40066981)

研究分担者 有家 巧  大阪歯科大学, 歯学部, 助手 (70184281)
中嶋 正博  大阪歯科大学, 歯学部, 助手 (10188964)
森田 章介  大阪歯科大学, 歯学部, 講師 (90148461)
研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
7,100千円 (直接経費: 7,100千円)
1996年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
1995年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
キーワード歯原性腫瘍 / 分子生物学 / 癌遺伝子 / 増殖因子 / 細胞培養
研究概要

(細胞・組織培養):エナメル上皮腫の診断を得て培養に供した9症例中、7症例において初代培養に成功した。これらの細胞は、フラスコ内で敷き石状に配列して特徴あるコロニーを形成し、周囲の線維芽細胞と明瞭な境界をもって区別された。腫瘍細胞の集落は一定期間増殖を続けた後、周囲の線維芽細胞に次第に取って代わられた。これらの細胞の一部を凍結保存して、様々な細胞接着分子を被ったプレート上で再生増殖させたところ、コラーゲン被膜、未処理、フィブロネクチン被膜の順でコロニーの再生がみられたが、コラーゲン被膜上では短期間の増殖を認めたものの、未処理およびフィブロネクチン被膜上では次第に剥離消失した。これらの結果より、エナメル上皮腫は培養増殖が可能なこと、再生時の条件を整えれば凍結保存によって種々の生化学的、分子生物学的検索に供する事が出来ると考える。現在、骨組織との共存培養により腫瘍増殖にとって必要な微小環境要因を解析中である。 (免疫組織化学的解析):ホルマリン固定パラフィン切片ならびに凍拮切片を用いて、濾胞型および叢状型のエナメル上皮腫におけるEGF、TGF-β、EGFレセプターおよびp53癌抑制遺伝子産物およびbc1-2アポトーシス抑制遺伝子産物の局在を免疫組織化学的に検索した。EGF、TGF-βは、パラフィン切片ならびに凍結切片ともに陽性反応はみられなかった。EGFレセプターは、腫瘍細胞の細胞質および間質の線維芽細胞に陽性反応がみられた。p53およびbc1-2は、腫瘍細胞に陽性反応はみられなかった。 (分子生物学的解析):RT-PCRの結果より、7症例中3症例にOsteopontinが、2症例にOsteonectinが、1症例にHuman Papiloma Virus Type 16が認められたが、Amelogeninのprobeには検出されなかった。これらの結果をもとに、in situ hybridizationを施行したところ、1症例においてシグナルが検出された。現在、条件改良中である。

報告書

(3件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] K.インシ細胞培養:

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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