研究課題/領域番号 |
07457565
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
看護学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
平山 朝子 千葉大学, 看護学部, 教授 (20110356)
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研究分担者 |
山田 洋子 千葉大学, 看護学部, 助手 (50292686)
井出 成美 千葉大学, 看護学部, 助手 (80241975)
小川 三重子 千葉大学, 看護学部, 助手 (60194453)
宮崎 美砂子 千葉大学, 看護学部, 助教授 (80239392)
山岸 春江 千葉大学, 看護学部, 助教授 (40090386)
金子 仁子 国立公衆衛生院, 主任研究員 (40125919)
渡辺 裕子 千葉大学, 看護学部, 客員助手
佐藤 由美 千葉大学, 看護学部, 助手 (80235415)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
1997年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1995年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
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キーワード | ケース管理 / 地域ケア / 管理方法 / 在宅看護 / 訪問看護 |
研究概要 |
わが国の保健婦(士)は、地域を基盤にして全住民の健康生活を守ることに責任を果たすという立場で幅広い活動を展開してきた。この活動実績の中から、地域ケア管理方式の構築に有効となる要素を導くことを追究した。方法としては、(1)全国画一的に実施している活動、(2)モデル的に試行している活動、(3)さらに在宅介護支援センター及び訪問看護等の活動を対象とし、5つの調査を行った。これにより、次の要素を確認した。 (1)管理対象となる母集団の把握が重要である。一定年齢以上の高齢者全数の状況把握等、母集団全体を把握し、潜在ケースを捉えるためのシステムを確立が必要である。 (2)地域住民の問題対処能力を判断し、それを高めるための管理システムの確立が重要である。行政サービス申請時の有効活用、相談窓口利用者に対するサービス利用・問題解決状況の確認、老人クラブ等地域組織との共同活動の機会活用等、住民に接して問題解決能力を判断し高める働きかけを行うことができる体制を確立すべきである。 (3)既存の保健サービスにおいて母集団へ確実に責任を遂行することが重要である。保健サービス対象者全数に責任を持ち、未利用者や利用中断者の状況を確実に把握し、援助につなげることが必要である。 (4)既存の医療サービス体制を包含したケース管理基盤の確立が重要である。住民が健康状態の変化に伴う生活状況の変化に対応できるために、医療と保健・福祉との間で住民の健康生活を支える責任を果たすルートの確保が望まれる。 (5)既存の福祉サービスを包含したケース管理基盤の確立が重要である:福祉サービス申請者・利用者として把握された人々に対し、看護職がその人の生活全体を捉え、援助の必要性を総合的に判断するシステム、及びサービス受領者側の評価や、既存のサービス適用外の対象のニーズに基づいてケアを調整するシステムを確立すべきである。
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