研究課題/領域番号 |
07457568
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
看護学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
松木 光子 大阪大学, 医学部, 教授 (40093463)
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研究分担者 |
大谷 英子 大阪大学, 医学部, 助手 (70213759)
城戸 良弘 大阪大学, 医学部, 教授 (20116023)
大野 ゆう子 大阪大学, 医学部, 教授 (60183026)
江川 隆子 大阪大学, 医学部, 教授 (40193990)
小笠原 知枝 大阪大学, 医学部, 教授 (90152363)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
1996年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1995年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
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キーワード | NANDA / 看護診断カテゴリー / 内容妥当性 / 頻度 / 適切性 / 活動不耐 / ボディーイメージの障害 / 妥当性の測定 / NANDA看護診断カテゴリー / 内容妥当性研究 / 使用頻度 / 重要度 / 表現の適切性 / 活動耐性の低下 / 北米看護診断協会 / 診断の内容妥当性研究 / 診断頻度 / 診断カテゴリー / 診断カテゴリーの重要性 / 診断カテゴリーの適切性 |
研究概要 |
すでにわが国の看護の現場で使用されている北米看護診断協会(North American Nursing Diagnosis Association : NANDA)の診断カテゴリーは、北米文化の中で生まれたものであり、日本文化における妥当性研究が必要である。研究目的は、妥当性研究の調査・分析手法の確立とそのソフト開発、およびそれを使って使用頻度と重要度の高い診断カテゴリーの妥当性研究の実施であった。 7年度は、わが国で使用されている看護診断名について使用頻度、重要性、および表現の適切さを調査した。その結果、頻度および重要性とも臨床分野によって幾分の差異はあるものの、疼痛、不安、感染のリスク状態、皮膚統合性の障害、セルフケアの不足、活動不耐、身体可動性の障害の順で高率であった。また、表現の適切性の是非と適切な理由についても重要なデータを得た。 妥当性研究の手法は診断名に対する文献検討とその特定所見に関する内容妥当性研究を実施することにし、8年度は使用頻度と重要度が高く、まだ妥当性研究が実施されていない「活動不耐」(activity intolernce)と「ボディーイメージの障害」(body imagec disturbance)の2つの診断カテゴリーについて実施した。活動不耐については、主要診断指標は(1)呼吸困難、(2)倦怠感や衰弱感の訴え、(3)呼吸数の異常の3指標であった。ボディーイメージの障害については、主要診断指標は(1)身体の外形の変化を受け入れることができない、(2)身体の一部の欠損、(3)身体機能の変化、(4)実在と思い込んでいる身体構造や機能の変化に対する言語的反応、などであった。 調査用具と分析のソフト開発については、研究過程で市販のソフトが使用できることが明らかになったので、市販のソフトの有効活用方法を研究成果報告書に提示した。
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