研究課題/領域番号 |
07457578
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医化学一般
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研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
藤澤 仁 旭川医科大学, 医学部, 教授 (10027039)
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研究分担者 |
竹内 昌之 旭川医科大学, 医学部, 助手 (40226999)
石田 敦彦 旭川医科大学, 医学部, 助手 (90212886)
亀下 勇 旭川医科大学, 医学部, 助教授 (60127941)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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キーワード | カルシウム / カルモデュリン / 脳 / タンパク質リン酸化酵素 / シグナル伝達 / 酵素活性の調節機構 / タンパク質リン酸化反応 / 阻害剤 |
研究概要 |
1.カルシウム/カルモデュリン依存性タンパク質リン酸化酵素II(CaMキナーゼII) 1)CaMキナーゼIIの特異的な活性阻害ペプチド(AIP)を開発し、これまで市販され使われてきた阻害剤、KN-93などと比べると桁違いに強力且つ特異的な阻害剤であることを示した。 2)上記AIPを用いて膵臓からのインスリン分泌に関与するサイクリックADPリボースによる小胞体からのカルシウム遊離にCaMキナーゼIIが作用していることを明らかにした。 3)CaMキナーゼIIの自己活性抑制ドメインは酵素を不活性化しているだけでなく酵素の安定化もしていることを示し、その機能について調べた。 4)CaMキナーゼIIのスレオニン^<28.6>の自己リン酸化がCaMキナーゼIIの著明な活性化を引き起こすという我々の考えを証明した。 2.カルシウム/カルモデュリン依存性タンパク質リン酸化酵素IV(CaMキナーゼIV) 1)CaMキナーゼIVの活性発現のために必要なカルシウム/カルモデュリンは酵素の不活性化作用も併せ持っていることを示した。 2)CaMキナーゼIVはCaMキナーゼIVキナーゼによって一個のリン酸化を受けて活性化されるが、その後カルシウムイオン濃度が低下すると、セリン^<332>を自己リン酸化してカルシウム/カルモデュリン依存性活性を失うことを明らかにした。 3)CaMキナーゼIVキナーゼをラットの脳からクローニングし明らかにしたアミノ酸配列から特異抗体を調製した。 4)CaMキナーゼおよびCaMキナーゼIVキナーゼの脳内分布、細胞内分布を免疫組織学的に調べ、両者の分布を比較検討した。
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