研究課題/領域番号 |
07457601
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 慶応義塾大学 |
研究代表者 |
榎本 耕治 慶應義塾大学, 医学部・外科, 助教授 (70051365)
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研究分担者 |
渡辺 靖夫 慶應義塾大学, 医学部・外科, 助手 (20265846)
古川 潤二 慶應義塾大学, 医学部・外科, 助手 (90265843)
妻沼 孝司 フジクラ研究所, 開発部, 課長(研究職)
米山 公康 慶應義塾大学, 医学部・外科, 助手 (30255484)
池田 正 慶應義塾大学, 医学部・外科, 講師 (70124930)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1996年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | ENDOSCOPY / NIPPLE DISCHARGE / BREAST CANCER / SUPERFINESCOPE / Endoscopy / Nipple Discharge / Breast Cancer / Superfinscope / Superfinescope |
研究概要 |
血性乳頭分泌の12%は乳癌である。また、終末乳管の多発性乳頭腫の10%は後になって乳癌に発展している。このように終末乳管の経時的観察が乳癌の早期発見に必要であり、そのための観察器具の開発が望まれている。 1乳管の系統的観察 1989年extrathine silica-based image fiberが開発され、1991年以来superfine scopeによる乳管内の観察をおこなって来た。1994年以後、半硬性内視鏡に改良し、2channelとして一方のchannelにairを注入することにより解像力を改良した。さらに1996年には光源装置の改良、画素数3000のSuperfiberscopeの口径の拡大、乳管を拡張させる技術の進歩により観察の成功率が90%に上昇し、且つ、観察結果の記録も改善され、繼時的観察が可能になった。また、他の画像検査との対比も可能になり研究は急速に進歩した。 2Superfinescope用biopsy器具の改良 タスク社との協同により外径1.2mmの生検器具を作製し、乳癌切除標本で試みた。組織片の採取は可能であるが、薄片のため情報量が少なく、さらに改良の余地がある。 3乳管内LASER照射 乳癌切除標本を用いてNd-YAG LASERをPower系列、照射時間系列、で行ない照射効果と安全性をテストした。非接触による連続照射の至適出力は18Wであったが、臨床面では安全性を考えて10Wを用いた。照射による組織変化(2週間後)病巣の変化をSuperfinescopeで観察し、組織像と対比した。現在、腫瘍親和性光感受性物質を投与し、エキシマDye-LASERを用いて選択的照射による組織学的変化を検討中である。
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