研究課題/領域番号 |
07458003
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
家政学
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研究機関 | 奈良教育大学 |
研究代表者 |
米山 京子 奈良教育大学, 教育学部, 教授 (30079743)
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研究分担者 |
池田 順子 京都文教短期大学, 家政学部, 教授 (30076880)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
7,700千円 (直接経費: 7,700千円)
1997年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1996年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1995年度: 6,900千円 (直接経費: 6,900千円)
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キーワード | 骨密度 / 妊娠 / 授乳 / 食生活 / カルシウム栄養 / ハイドロキシプロリン / 牛乳摂取量 / 生活習慣 / カルシウム摂取量 / 骨代謝 / 牛乳 / カルシウム |
研究概要 |
超音波骨密度測定装置(Achilles)を用いて測定されたStiffnessを骨密度指標として、妊娠初期から最長出産後2年まで、踵骨の骨密度および尿、血液中の骨代謝指標の変化を観察し、妊娠、授乳およびライフスタイルの影響を検討した。得られた主な所見は、 1.妊娠中には、妊娠初期から骨吸収が亢進し、出産時に踵骨骨密度は、妊娠初期に較べ有意に低下し、低下の程度は第1子および2子の場合4-8%であった。第3子では、妊娠初期より低く、出産時の低下は小さかった。 2.授乳期間が長い程骨密度は有意に低下し、回復までの期間も長かった。 3.1年以内の授乳では、授乳後に骨代謝、骨密度の回復現象が見られた。 4.授乳期間が1年以上の場合、骨密度はかなり低く、出産後2年でも快復傾向は見られなかった。長期間の授乳は母体の骨組織への影響が大きいと言える。 5.種々の食品の中で、乳、乳製品の摂取量のみが骨密度変化率と有意な相関を示し、乳、乳製品摂取量が多い程骨密度低下率が低かった。妊娠、授乳期には乳、乳製品からのCa摂取が重要である。 6.骨密度の低下率が高い程、尿中骨吸収指標値および血液中骨型アリカリフォスファターゼが高かったことから、骨代謝が高代謝回転型になっており、超音波法による骨密度測定が骨代謝の状況を反映する指標となり得ることが判明した。
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