研究課題/領域番号 |
07458036
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 筑波技術短期大学 |
研究代表者 |
大沼 直紀 (大沼 直記) 筑波技術短期大学, 教育方法開発センター, 教授 (20169022)
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研究分担者 |
佐藤 正幸 国立特殊教育総合研究所, 聴覚言語障害教育研究部, 主任研究官 (50222021)
松井 智 筑波技術短期大学, デザイン学科, 助教授 (00238932)
後藤 豊 筑波技術短期大学, 電子情報学科, 教授 (90205617)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
7,200千円 (直接経費: 7,200千円)
1997年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1995年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | 高齢者 / 難聴シミュレーション / 補聴用狭指向性スピーカ / 聴覚障害者 / 補聴器 / 人工内耳 / 聴覚障害 / 人口内耳 / 音響環境 / ノイズ |
研究概要 |
(1)高齢者の日常生活における聞こえの不便さを評価するための「補聴器必要度自己評価用チェックリスト」を作成した。これを用いて中高年齢者を対象に調査した結果、1000Hz、2000Hz、4000Hzの高域周波数における聴力がおよそ15dB以上低下すると何らかの不便さを生じ、およそ30dB以上の聴力低下がある場合には、補聴器の試用を検討する必要があることが分かった。 (2)高齢者の家庭生活における特にテレビ視聴場面での聞こえの不便さを評価するための「テレビ音声聴取不満度自己評価チェックリスト」を作成した。これを用いて中高年齢者を対象に調査した結果、1000Hzから4000Hzにかけての高域周波数の聴力がおよそ15dB以上低下するとテレビの音声を聴取するのに何らか不満がが生じることが分かった。 (3)高齢難聴者が家族に迷惑のかからない音量でテレビを視聴するための補聴用狭指向性スピーカシステム(エンハンス・スピーカ)を開発した。 (4)エンハンス・スピーカによる高齢者のテレビ音声聴取効果を評価し、上記(2)のような聴力低下者にその効果があることを実証した。 (5)難聴者の聞こえの特徴を解説するための資料集を作成し、高齢難聴者の聞こえを理解し擬似体験するためのシミュレーションビデオ及びコンピュータプログラムの内容を報告書にまとめた。
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