研究課題/領域番号 |
07458097
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
エネルギー学一般・原子力学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
上坂 充 東京大学, 工学部, 助教授 (30232739)
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研究分担者 |
古澤 孝弘 大阪大学, 産業科学研究所, 助手 (20251374)
広石 大介 東京大学, 工学系研究科, 助手 (20199110)
柴田 裕実 東京大学, 原子力研究総合センター, 助教授 (30216014)
勝村 庸介 東京大学, 工学系研究科, 教授 (70111466)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
1996年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1995年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | サブピコ秒 / パルスラジオリシス / 電子線 / ライナック / 極短X線パルス / X線回折 / 中間活性種 |
研究概要 |
28L及び18Lのツインモードにてパルスラジオリシス実験を行った。ツインモードでパルス圧縮を可能にするため、クライストロン1台の28Lモードにおいて、2本の加速管をブリッジするための導波管の長さを調節することによるパルス圧縮を行い2psのパルスを得た。一方、18Lにおいてはチェレンコフ光の波形をなまらせ、できるだけパルス幅の長い光を得ることを試みた。しかし、SHBパワーの不足及び18Lと28Lの磁場干渉の問題により、十分な光量を得るための電荷量を得ることはできなかった。 28Lモードによるピコ秒電子パルスを銅ターゲットに照射することで生じるピコ秒X線パルスを用いて、X線干渉実験を行った。これは、計画中のフェムト秒X線パルススナップショット法の予備実験であり、ピコ秒X線による塩化ナトリウムの干渉パターンの取得に成功した。また、X線パルススナップショット法には不可欠な極短電子パルスと極短レーザーとの同期についてのシステムの構築に成功し、実験を行った結果、時間ジッター3.7psであった。 更に、極短電子パルスの発生と伴に重要な計測のため、マイケルソン干渉計によるフェムト秒電子パルス幅計測システムの構築を行った。実験の結果、将来予定しているフェムト秒電子パルスの幅と電荷量に依存した計測システムの可能性を定量的に評価することができた。
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