研究概要 |
4種のSec因子、SecA,SecY,SecE,SecGから効率の高い膜透過装置をプロテオリポソームに再構成する実験系を確立した。蛋白質膜透過系を構成する膜内在性因子SecGは、可溶性因子SecAと連携し、SecAが膜内に挿入する時SecGの膜内配向性が反転し、SecAが膜から脱離する時SecGの配向性が元に復帰することを明らかにした。SecAとSecGは膜透過反応時に相互作用すること、両因子の二重変異株は致死的になる場合があること、SecG欠損によってSecAの膜への挿入は低下すること、SecAの変異によってSecAの膜への挿入は低下すること、SecAの変異によってSecGの配向性反転も低下すること、などを明らかにした。
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