研究課題/領域番号 |
07458177
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
分子生物学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
西郷 薫 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (50136454)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
1997年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1995年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
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キーワード | ショウジョウバエ / 中枢神経系 / イ-グル / スラロイドホルモン / ヘッジホッグ / ウイニングレス / 神経発生 / エングレイルド / 正中線 / ヘジホッグ / ジアホレース / ニトロリダクテ-ス / ニューロンブラスト / アクソン / 前後軸 / 梯子状神経 / 位置情報 / ウイングレス / 神経芽細胞 / 分泌蛋白 / オートクリン / 中枢神経 / パラクリン |
研究概要 |
ショウジョウバエの杯期の中枢神経系は、正中線に沿って形成されるmidline cellとニューロブラスト由来の神経細胞及びグリア細胞からできている。前年度までの研究でニューロブラストの形成が、液性因子Hedgehogやホメオボックス遺伝子engrailed等のsegment polarity遺伝子間の共同的働きにより調節されていることを示したが、本年度の研究によって、正中線細胞形成にもHedgehogが基本的な役割を果たしていることが分かった。Hedgehogの温度感受性株を利用し様々な時期にHedgehogを不活性化させたり、逆に活性化させることでHedgehogを必要とする時期を特定した。Hedgehogは、ニュートブラスト形成の場合と同様、発生後3-4時間のごく短い期間だけ必要であることが分かった。 Hedgehogは、中枢神経系では殆ど発現していないので、表皮細胞由来であると推定できるが、表皮クチクラ形成に必要なHedgehogとは異なる制御を受けていると考えられる。 アクソンの伸展にNADPH-diaphorase活性が関わっていることが最近の研究で分かってきた。そこで、将来的な研究に備えて、diaphorase機能的ホモローグであり、様々なニトロ化合物を還元する大腸菌のnitroreductase(NfsA)について基本的な分子生物学的・生化学的な性質を調べ、現在ハエで形質転換体を作ることを試みている。
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