研究課題/領域番号 |
07458239
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医用生体工学・生体材料学
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
片岡 一則 東京理科大学, 基礎工学部, 教授 (00130245)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1995年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
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キーワード | フェニルボロン酸 / N,N-ジメチルアクリルアミド / N-ビニルピロリドン / 無水マイレン酸 / フルオロ化フェニルボロン酸 / 人工レクチン / リンパ球 / マイトジジェン活性 / 無水マレイン酸 / マイトジェン活性化 |
研究概要 |
本研究では、i)N,N-ジメチルアクリルアミドと3-アクリルアミドフェニルボロン酸(PBA)との共重合体の調製、ii)N-ビニルピロリドンと無水マレイン酸との交互共重合体に対するアミノフェニルボロン酸の反応によるボロン酸含有ポリマーの調製、という二つのアプローチにより、フェニルボロン酸含有ポリマーの合成を推進した。また、リンパ球との結合を明確に捉えるために蛍光色素を導入したポリマーについても合成を行った。得られた共重合体については、分子量、分子量分布、組成等の特性解析をGPC,NMR,光散乱等を用いて行った。また、リンパ球の結合能を上げるためにボロン酸ポリマー中にアミノ基を導入した。すなわち、アミノ基をボロン酸基に配位させることにより生理的pH7.4においても糖鎖との安定なコンプレックスを形成させるという概念である。アミノ基含率の異なるボロン酸ポリマーを調製しリンパ球増殖活性評価を行った。その結果、アミノ基含有ポリマーは、アミノ基のないものに比べて、低い濃度においても活性を示し、その活性化能の増大が観察された。これより、アミノ基導入による配位効果により効率的にリンパ球の活性化が可能であることが示された。また、ボロン酸と糖類をはじめとする多価水酸基含有化合物との結合について詳細な解析を行い基礎的知見を集積した。
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