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旧石器時代動物化石共伴遺跡の探索とタフォノミー研究

研究課題

研究課題/領域番号 07459015
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 広領域
研究機関岡山大学

研究代表者

稲田 孝司  岡山大学, 文学部, 教授 (40135926)

研究分担者 河村 善也 (河村 善成)  愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (00135394)
研究期間 (年度) 1995 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1997年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1996年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード哺乳動物化石 / 旧石器時代 / 更新世 / タフォノミー
研究概要

石炭岩地帯の洞穴等における発掘調査・分布調査
岡山県新見市足見NT洞窟と同市コウモリ穴洞窟において発掘調査を実施した。足見NT洞窟は径1m余りの細い縦穴であり、これまでの調査で計4.5mを掘り下げた。堆積物は無層理の泥層で、掘り下げた堆積物のほぼ全体から大型のイノシシおよび大型・中型のシカを主とする膨大な量の哺乳動物化石が出土した。これら動物群は更新世中期にさかのぼる特徴を示し、石灰岩洞窟出土としては最古の部類に属する化石の産状を詳細に確認できた意義は大きい。コウモリ穴洞窟では、なお地形測量と一部の試掘にとどまっている。
水成堆積層化石産出地の踏査および化石調査
長崎県壱岐郡芦辺町の幡鉾川河床においてゾウ化石を調査した。ナウマンゾウの臼歯や体部の骨片が固い砂礫層(幡鉾川層)上部に埋没しており、同層準にはラミナ状の火山灰と木片がみられた。木片の放射性炭素年代は約4万年前であった。ゾウ骨片が数百メートル範囲に分散した状況を示し、タフォノミー研究に貴重な事例を加えることができた。その他、大分県姫島のステゴドンゾウ・古型マムサス・ナウマンゾウ化石、宮崎県都於郡のナウマンゾウ化石、静岡県佐浜のナウマンゾウ化石などの産出地をそれぞれ踏査し、また北海道で骨片を出土した旧石器時代遺跡の現状を調査した。

報告書

(4件)
  • 1997 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1996 実績報告書
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 稲田 孝司: "絶滅動物と日本列島の旧石器人" 科学. 68-4. 345-352 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] INADA Takashi: "Extinct animals and Paleolithic man in Japan." Kagaku. 78-4. 345-352 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 稲田孝司: "絶滅動物と日本列島の旧石器人" 科学. 68・4(掲載予定). (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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