研究課題/領域番号 |
07506001
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
作物学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
石井 龍一 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (00011958)
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研究分担者 |
大内 美喜雄 富士電エンジ株式会社, 情報制御事業部, 技師
田中 猛夫 富士電機株式会社, システム事業部, 技師
佐々木 治人 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (60225886)
山岸 徹 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (50143409)
田中 毅夫 富士電機テクノエンジニアリング(株), 計測事業部, 技師
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
52,100千円 (直接経費: 52,100千円)
1997年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1996年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1995年度: 45,900千円 (直接経費: 45,900千円)
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キーワード | 光合成 / カーボニックアンヒドラーゼ / CO_2濃度 / 低温耐性 / 蛍光解析 / 蛍光測定 / 地球環境 / 作物生産 |
研究概要 |
平成8年度に引き続き、作物の低温耐性を、蛍光解析によって解明しようとする実験と、カーボニックアンヒドラーゼ活性を、遺伝子導入によって植物葉に導入し、光合成の促進が見られるかを確かめる実験の2種の研究を行ない、次のような結果を得た。 1.トウモロコシなどの夏作物で見られる、10C程度の低温による光合成の低下は、実効量子収率、さらに、光化学系IIの最大量子収率の低下に起因しているが、25C程度の高温に戻すとこれらのパラメータは完全に回復した。したがって、この温度範囲での光合成の低温阻害は、回復可能なものであると考えられた。 2.カーボニックアンヒドラーゼ活性を、タバコ葉に導入したところ、大気中の濃度以下のCO2濃度の場合にのみ、光合成速度の促進が認められた。このことから、カーボニックアンヒドラーゼ活性は、CO2濃度の低い場合にのみ、光合成速度の促進効果があるものと考えられた。さらに強いプロモータを使ってカーボニックアンヒドラーゼ活性を発現させたところ、通常の大気CO2濃度条件下でも光合成速度が促進されることが示された。
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