研究課題/領域番号 |
07507007
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
胎児・新生児医学
|
研究機関 | 島根医科大学 |
研究代表者 |
大谷 浩 島根医科大学, 医学部, 教授 (20160533)
|
研究分担者 |
帯刀 禮子 島根医科大学, 医学部, 助手 (10112129)
直良 博之 島根県立島根女子短期大学, 家政科, 助手 (70222156)
橋本 龍樹 島根医科大学, 医学部, 助手 (90252907)
八田 稔久 島根医科大学, 医学部, 助手 (20238025)
|
研究期間 (年度) |
1995 – 1997
|
研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
|
配分額 *注記 |
9,600千円 (直接経費: 9,600千円)
1997年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
1996年度: 5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
|
キーワード | 子宮外発生法 / 遺伝子導入 / リポソーム / 電気穿孔法 / アンチセンスオリゴヌクレオチド / 組織形成 / アンチセンスオリゴ / マウス胎児 / in situ hybridization / 免疫組織化学 / 子宮外発生 |
研究概要 |
子宮外発生法の改良と胎児内微小注入法の効率化を行い、マウス胎児り臓器・組織への外来遺伝子の取り込み効率の向上のため、特に、遺伝子導入用各種担体の効率や電気穿孔法の条件を設定し、また、アンチセンスオリゴヌクレオチド導入につき検討した。さらに、子宮外発生法の有用性を実証するため、生理活性物質を上記の通り検討した方法により胎児の特異的臓器へ導入し、その効果を観察した。また胎生期から新生児期にかけての各種組織形成研究のための同法による実験系を確立した。解析法として、胚および培養細胞の連続観察法を確立した。 1.子宮外発生法の改良:各手技の改善による操作時間の短縮、子宮壁の切開法の改善、麻酔と蘇生法の改善等により胎生10、11日以降を含め従来より良好な胎児生存率が得られ、また微小注入の効率が向上した。 2.リポソーム、電気穿孔法による胎児への遺伝子導入条件の検討:各種リポソームによるレポーター遺伝子の導入効率につき、条件毎に現時点での最適種を決定した。BTXシステムを用いた電気穿孔法の条件を検討し、平型電極の優れた操作性を認めた。注入液の拡散の程度と電気パルスの条件および組織障害の程度を検討し、大脳壁へ良好な浸透を認め、全身発生の遅れや組織障害を認めない条件を見いだした。 3.アンチセンスオリゴヌクレオチド導入:TaglおよびMab21のアンチセンスオリゴにつき検討し、胎児脳室内単回および連続注入にて蛋白質発現の有意な減少を認めた。 4.子宮外発生法の有用性の検討:マウス胎児脳室内にLIFを注入し、大脳皮質の特異的神経層の細胞数や突起の増加などの影響を明らかにした。ACTHの胎児副腎への効果についても実験系を確立し、組織分化・ステロイド産成促進などの効果を認めた。さらに、水頭症および外脳症の発生病理、内耳発生、関節発生に関する実験系を確立した。
|