研究課題/領域番号 |
07554080
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
岩石・鉱物・鉱床学
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研究機関 | 高エネルギー物理学研究所 |
研究代表者 |
大隅 一政 高エネルギー物理学研究所, 放射光実験施設, 教授 (70011715)
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研究分担者 |
萩谷 健治 姫路工業大学, 理学部, 助手 (70237907)
大政 正明 姫路工業大学, 理学部, 教授 (30092159)
宮本 正道 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (70107944)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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キーワード | 放射光 / マイクロビーム / 微小領域 / 回折 / マッピング / 構造解析 / 組織解析 |
研究概要 |
本研究課題では、特に開発要素が大きく、かつ緊急を要する項目として以下に述べる3項目に重点を置いた。 1.マイクロピンホールの作成装置の開発 2.微動装置の制御と回折装置の連続撮影機能の一体化を可能とし、マッピングによる大量のデータへの対応 3.微小領域からの結晶組織による複合回折像から同一相のみの積分反射強度を算出するプログラムの開発 以下に上記番号に対応させて夫々の開発研究の結果を述べる。 1.我々はマイクロピンホールを試料前において試料位置における微細X線束を生成する方法で微小領域回折実験を行っている。この方法によって、試料位置において3ミクロン径のビームを得ていたが、今年度は微動ステージと加熱装置を組み合わせたマイクロピンホール作成装置を製作して、より細いマイクロピンホールの作成を可能とした。これによって新たに1.6ミクロン径・発散角40マイクロラジアンのピンホールを作成することができた。将来的には更に細いものの製作が可能であろう。 2.回折マッピング装置からは大量の回折画像が得られることから、これに対応したデータ転送及び蓄積を可能とする計算機システムの整備が急がれるため、既存のワークステーションを更新して対応した。 3.ディヒューズした反射が近接しているような複合回折像を扱うケースが増えており、これに対応して新たに強度測定のプログラムを開発した。これを用いて隕石試料中のカンラン石から還元反応によって離脱して母相と定方位に成長した鉄(Fe)の回折強度をカンラン石のそれと分離して測定し、鉄の構造と熱振動を決定した。
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