研究課題/領域番号 |
07555028
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 試験 |
研究分野 |
機械材料・材料力学
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
白鳥 正樹 横浜国立大学, 工学部, 教授 (60017986)
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研究分担者 |
小笠原 永久 横浜国立大学, 工学部, 助手 (60262408)
于 強 横浜国立大学, 工学部, 助教授 (80242379)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
8,200千円 (直接経費: 8,200千円)
1996年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1995年度: 6,900千円 (直接経費: 6,900千円)
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キーワード | 影響関数法 / 応力拡大係数 / 3次元表面き裂 / き裂進展則 |
研究概要 |
本研究はエンジニアリング・ワークステーション(EWS)上で効率のよい影響関数法を用いた3次元表面き裂の応力拡大係数の評価システムを開発し、影響係数Kijの一層充実すると共に、実構造設計にニーズに柔軟に対応できるパソコン対応のき裂応力拡大係数の評価およびき裂伝播シミュレーションシステムを開発することを目的とした。本研究で得られた成果を具体的に示せば次のようになる。 (1)EWS上で3次元表面き裂の有限要素法解析を効率よく行うために、現有の汎用有限要素法解析用プリ・ポストプロセッサで作成した入力データからき裂の応力拡大係数の影響係数Kijを求めるための3次元有限要素法解析プログラムの計算に必要とされるデータへの変換を行うインターフェイスの開発を行った。 (2)開発されたシステムを用いて、ノズルコーナー部き裂などの解析行い、Kijデータベースのさらなる充実を行った。 (3)任意分布力を受けるき裂の応力拡大係数を効率的に評価するため、仮想き裂面上の応力分布の近似式の充実を行った。 (4)熱応力や残留応力を含む任意の外力形態に対してK値を求めることのできる影響関数法の手法を提案し、この方法に基づいてこれまで基本的な問題に関するKijデータベースの作成を行い、その成果の一部は既に原子炉の圧力容器、配管等の構造物の設計、強度評価および事故診断に利用されている。 (5)(2)で得られたき裂の応力拡大係数を用いてパソコン上でのき裂の伝播シミュレーションシステムを構築するため、き裂の進展則のデータベースの開発を行った。 (6)研究代表者のすでに開発した影響係数Kijのデータベース、仮想き裂面上の応力分布の近似式のデータベース、およびき裂の進展則のデータベースを用いて、パソコン上でのき裂の応力拡大係数の評価・き裂の伝播シミュレーションシステムの開発を行った。
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