• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

培養細胞に対する流体シアストレス評価法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 07555255
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分試験
研究分野 生物・生体工学
研究機関東京大学

研究代表者

古崎 新太郎  東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (40011209)

研究分担者 関 実  東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (80206622)
武田 俊哉  西東京科学大学, バイオサイエンス学科, 助手 (10262031)
研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
1996年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1995年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
キーワード植物培養細胞 / 剪断応力 / シアストレス / 撹拌槽 / 生存率 / アグリゲートサイズ / TTC / 所要動力 / シアストス / 死滅速度
研究概要

本研究の目的は,流体ストレスの加わった系での,細胞の増殖および物質生産挙動を,極めて限られた回数の簡便な実験の結果を用いて推定する手法を提案し,その妥当性を検証しようとしたものである。
1。植物細胞の生存率測定法の検討:TTC法による生存率の測定は,従来指摘されていた以上に不確定であり,定性的な評価は可能なものの,明確な対照がない限り,定量的な生存率評価には使えないことを明らかにした。細胞の種類,培養齢,剪断応力,アグリゲートサイズに依存することを示した。
2。植物細胞の生存率に及ぼす層流剪断応力の影響:試作した装置を用いて,層流系での臨界剪断応力を測定した。その結果,培養時間とともに臨界剪断応力が増大する,最大剪断応力は細胞種に依存する,剪断力耐性は,指数増殖後期あるいは,定常期が最も高く,接種直後が最も弱い等が示された。
3。植物培養細胞に対する乱流応力の影響:1)撹拌槽中での臨界投入動力と臨界剪断応力の関係を検討した結果,模擬細胞粒子を用いた結果と,実細胞を用いた結果は,ほぼ同じ傾向を示し,提案した方法の有効性が示された。また,乱流場に置かれた細胞では,リソソームのキ-エンザイムである酸性フォスファターゼの細胞質濃度が上昇していた。2)1L撹拌槽内での酸素の消費速度を測定した結果,平均のエネルギー消散速度よりもむしろ,局所的な消散速度によって相関できるものとなった。3)ニチニチソウ培養細胞系では,生存率に影響を与えない範囲では比較的高い撹拌速度の方がアジュマリシンの生産を促進することが明らかとなった。4)同じ平均エネルギー消散速度のもとでは,局所のエネルギー消散速度のより小さいアンカー翼の方がラシュトンタービンに比べて小さなアグリゲートを生成することが明らかとなった。

報告書

(3件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi