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カチオン性パラジウム錯体触媒によるオレフィンヒドロエステル化の実用性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 07555283
研究種目

試験研究(B)

配分区分補助金
研究分野 合成化学
研究機関東北大学

研究代表者

井上 祥雄  東北大学, 工学部, 教授 (50005518)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1995年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワードパラジウム触媒 / 一酸化炭素 / メタノール / ヒドロエステル化 / 不斉配位子
研究概要

オレフィンとしてスチレンを選び、Pd触媒を用いたCOとメタノールからのヒドロエステル化を検討した。
PhCH=CH_2+CO+CH_3OH→PhCH(CH_3)COOCH_3(1)+PhCH_2CH_2COOCH_3(2)
生成物1の誘導体は抗腫瘍剤として有用であることが知られている。
1.位置選択性
生成物1を位置選択的に得るため、PPh_3を配位子として反応条件を検討した。スチレン2mmol、CO圧20気圧、メタノール2.5ml、PPh_34mmolをpd(OAc)_22mol%、p-トルエンスルホン酸5mol%の存在下で、室温で20時間反応させると、1と2の合計収率92%(1:2=93:7)で生成物1が選択的に得られた。
2.立体選択性
(1)1座配位子を検討した。MOPでは1と2の合計化学収率96%(1:2=94:6)であったが、1の光学収率は2%と低かった。BPPFOAcでは化学収率42%(1:2=31:69)、光学収率19%、BPPFOHでは化学収率17%(1:2=33:67)、光学収率10%であった。
(2)2座配位子を検討した。BPPFAを用い、室温、20時間反応させると、化学収率17%(1:2=44:56)、光学収率86%となった。
以上より、位置選択性は実用的レベルに達したが、光学収率は今のところ不十分という結果が得られた。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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