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電磁誘導トモグラフィの3次元解析ソフトウェアの開発

研究課題

研究課題/領域番号 07555332
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分試験
研究分野 資源開発工学
研究機関九州大学

研究代表者

佐々木 裕  九州大学, 工学部, 助手 (10128027)

研究分担者 横井 浩一  日鉄鉱業株式会社, 資源開発部, 研究員
研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1996年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1995年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード電磁トモグラフィ / 電磁探査 / 3次元モデリング / 有限要素法 / 電磁誘導法探査 / トモグラフィ
研究概要

電磁誘導トモグラフィは電磁誘導現象を利用して地下内部の電気比抵抗構造を詳細に把握するための探査技術である。電磁誘導トモグラフィを実用化するためには地質構造の3次元性を考慮した解析法が必要である。本研究は、送受信点配置に制限を設ける必要のない3次元解析法を開発することを目指した。
有限要素法を用いた三次元モデリングの妥当性を検証していく中で、比抵抗のコントラストが特に大きい場合や使用周波数が低い場合には精度が極端に低下することが判明した。これは、通常の節点を使った有限要素法では場の連続性を仮定するために、比抵抗の境界における電場の不連続性が再現されていないためであることが明らかになった。そのため、電場の不連続性を考慮できるスタッガード・グリッド差分法および辺要素有限要素法を試みモデリングの高精度化について研究を行った。その結果、周波数が100Hz程度以上では比抵抗コントラストが大きくてもほぼ所要の精度が得られることを確認した。また、周波数が低くなるほど連立方程式の条件が悪くなり(条件数が大きくなり)、数値誤差の影響が増大することが明らかになった。これまでの研究では数値解法としてSOR法を用いてきたが、低周波数側でのモデリング精度を向上するためには他の反復解法(例えばICBCG法)を試みる必要がある。さらに、それだけでなく「電流密度の発散は零」という電荷保存則を付加条件として組み入れる定式化について検討していきたい。このような点に関して研究を進め、周波数に依存せずに所要の精度が得られる3次元モデリング技術を確立した上で、逆解析についても研究する予定である。

報告書

(3件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 佐々木 裕: "電磁法におけるFEM3次元モデリングの精度" 物理探査学会第95回学術講演会講演論文集. 265-269 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Yutaka Sasaki: "Accuracy of FEM 3-D modeling in the electromagnetic methods" Proceedings of the 95th SEGJ Conference. 265-269 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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