研究課題/領域番号 |
07555356
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 試験 |
研究分野 |
機械工作・生産工学
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
木村 文彦 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (60133104)
|
研究分担者 |
加瀬 究 理化学研究所, 研究基盤技術部, 研究員
鈴木 宏正 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (40187761)
|
研究期間 (年度) |
1995 – 1996
|
研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
|
配分額 *注記 |
4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1996年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
|
キーワード | 形状計測 / 形状モデリング / 形状復元 / 曲面モデリング / 3次元インターフェース / 3次元インタフェース |
研究概要 |
CAD/CAM/CAEの実用化に際しては、膨大な情報の入力が必要であり、それが実用化のボトルネックとなっている。特に、3次元の形状や空間の微妙な形態が、性能や意匠、人間工学的要因に大きな影響を持つような場合、設計者は3次元的に思考しているが、現在の計算機の入出力は基本的に2次元であり、3次元グラフィックスや人工現実感などの技術を駆使したとしても、3次元の形態を表現し評価するためには十分ではない。そこで、本研究では、CAD/CAM/CAEのためのインタフェースとして、試作品や既存の部品などの実体を活用する手法を開発することを目的として、以下のような手順で研究を進めた。 1.3次元指示インタフェース 磁気センサーを利用した3次元空間中でのプローブ先端の位置と方向が測定できる入力装置を利用して、実体に対して、適切なジェスチャを行うことにより、実体形状に対応する計算機内形状モデルに対して操作を加える手法を研究した。形状の微妙な操作に有効であることを確認した。 2.モデル復元処理 実体形状を3次元デジタイザによって入力し、そのデータを元に形状を復元し、仮想世界でのモデルを構築し、さらなる処理を加える手法を開発した。これにより、複雑な実形状の初期形状入力を効率良く行うことができるようになった。 3.迅速試作情報生成 モデルから実体を素早く自動的に生成し形状を評価するための迅速試作装置として、本研究では、光硬化性樹脂を用いたステレオリソグラフィーを利用した。迅速試作情報の生成をできるだけ自動化し、その精度も向上させるため、績層方向やレーザのスキャン方向の影響を解析した。 以上をまとめて、3次元実体を入力として、質の良い計算機内形状モデルを迅速に生成する方式を確立し、試作ソフトウェアシステムによりその効果を実証した。
|