研究課題/領域番号 |
07555435
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 試験 |
研究分野 |
土木材料・力学一般
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
睦好 宏史 埼玉大学, 工学部, 教授 (60134334)
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研究分担者 |
梅原 秀哲 名古屋工業大学, 工学部, 教授 (70151933)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | プレストレストコンクリート / 外ケーブル / セグメントPC / 靱性 / 外ケーブルPC / プレキャストセグメント / プレストレスコンクリート |
研究概要 |
プレキャストブロックを用いた外ケーブルPC構造物を我が国に適用するためには、地震により構造物が急激に破壊しないように靱性能を部材に付与しておくことが必要である。本研究は、1)靱性能を有するプレキャストブロック外ケーブルPC部材の開発、2)曲げを受ける部材の解析プログラムの開発し、3)プレキャストブロックを用いた外ケーブル式PC部材の設計手法の確立を目的としたものである。 本研究から以下のことが明らかとなった。 1)エポキシジョイントの場合、接合面ではひびわれが生じず、ブロック内に配筋した鉄筋の先端部と接合面の間でひびわれが生じた。ドライジョイントの場合では、ひびわれ(または開口)は当然の如く接合面から生じ、荷重の増大とともに接合面が開くことが明らかとなった。 2)一体打ちの供試体では、コンクリート内部に配筋した鉄筋が降伏するまで荷重が増加するのに対して、プレキャストブロックはりでは、引張補強筋が連続して配筋されていないため、ひびわれ発生後の荷重増加は少なく、拘束筋のない供試体では最終的にコンクリートの圧壊により破壊する。これに対し、拘束筋を配置したはりでは、拘束筋により圧縮部のコンクリートは破壊せず、部材の変形能と破壊性状は大幅に改善されることが明らかとなった。 3)変形の適合条件および外ケーブルの位置変化を考慮した解析手法により、プレキャストブロックを用いた外ケーブル式PCはりの曲げ挙動を推定することが可能となった。 4)実験結果および解析プログラムを用いた多くの数値実験から、この種の構造物を設計する場合の曲げ耐力評価式を開発した。
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