研究課題/領域番号 |
07555453
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 試験 |
研究分野 |
水工水理学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
小尻 利治 岐阜大学, 工学部, 教授 (00026353)
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研究分担者 |
伊藤 一正 建設技術研究所, AI研究室, 室長
堀 智晴 (堀 智春) 京都大学, 工学部, 助教授 (20190225)
渡辺 紹裕 大阪府立大学, 農学部, 助教授 (50175105)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
800千円 (直接経費: 800千円)
1996年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 水資源管理 / マルチメディア / 人工知能 / ファジイ推論 / オブジェクト指向 / ファジィ推論 |
研究概要 |
本研究は、平成7年度と平成8年度の2年間にわたっておこ行われた。研究費より、Mac850/AV、オブジェクト指向ソフトウエア、およびマルチメディアソフトウエアを購入すると共に、マルチメディア、ファジイ・カオス関係の専門家との交流を図り、モデルの構築と改良を図った。具体的には、 i)システムインテリジェンスの基本構成:貯水池操作支援システムとしての必要条件を天気図からの気象予報と降雨・流量増加でとらえる水文予測と考えた。ここで、管理者がコンピュータに求める情報とその信頼性を明らかにし、人工頭脳を有するシステムとしての基本方針を明らかにした。 ii)ニューラルネットによる降雨流出予測:短期の洪水予測に関しては、レーダ雨量計が有力な情報原であり、その短期予測として、ニューラルネットワークでモデル化を図った。さらに、カオス理論により発達・衰弱過程の補正を行った。 iii)流域水資源管理モデルの知識ベース化:長期操作においては、都市用水、農業用水の操作規則をルールベース化し、流量予測、需要予測に応じた放流量を決定した。ただし、プロトタイプモデルでは、長期操作は組み込まれていない。 iv)オブジェクト指向型分散処理システム:複雑になるプログラムに関しては、C++を利用して、各オブジェクトでのプログラム化とその簡易な結合を図った。 v)ファジイ推論による異常現象の早期発見:記録にない異常洪水、渇水への対応が重要であり、″知識とのズレ″を提案して、管理者への警告回路を作成した。 vi)マルチメディアによるGUIの提案:計算された結果を管理者にわかりやすく説明するために、マルチメディア(音声、画像、アニメ)を利用した。ワークステーションでの結果をパーソナルコンピュータで表示した。
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