研究課題/領域番号 |
07555532
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 試験 |
研究分野 |
材料加工・処理
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
飴山 惠 (1996) 立命館大学, 理工学部, 教授 (10184243)
時實 正治 (1995) 立命館大学, 理工学部, 教授 (50066528)
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研究分担者 |
磯西 和夫 滋賀大学, 教育学部, 助教授 (50223061)
KUMAGAE Ryohei Fukuda Powder & Foil Co.
熊谷 良平 福田金属箔粉工業(株), 技術本部
飴山 恵 立命館大学, 理工学部, 助教授 (10184243)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1996年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 金属間化合物 / ニオブアルミナイド / Nb / Al / メカニカルアロイング / PREPプロセス / 擬似HIP / SHS / Nb-18at%Al合金 / PREP用電極 / CIP / 疑似HIP / PREP / (Nb固溶体+Nb_3Al) / 真球状球形粉末 / ボールミル混合 |
研究概要 |
高融点材料であるNbのアルミナイドは高温環境下での等方的な強度、耐食性、耐酸化性、耐磨耗性、靱性などに優れ、1800℃程度までの耐熱構造材料として期待されている。しかしながら、Nb-Al金属間化合物は、AlとNbの融点差が大きく溶解による合金化ではAlが蒸発や、不純物の混入などの問題があり、また、Nb_3Alなどは難加工性材料である。 本研究では、真空中で合金化できる擬似HIP/SHS法を用いてPREP消耗電極を作製し、その後、溶解時間が短く、球形で清浄な粉末を得ることのできるPREP法を用いてNb-Al金属間化合物粉末の作製を試みた。特に、3つの異なるプロセスからPREP粉末を作製し、どのプロセスが粉末作製に最適であるのかを検討し、以下の結果を得た。 (1)電極の作製。 プロセスI:SHS反応による電極の作製。NbssとNb_2Alの二相組織が形成した。 プロセスII:SHS反応による電極の作製後、均一化焼鈍。より均一なNBssとNb_3Alの二相組織が形成した。 プロセスIII:メカニカルアロイングと均一化焼鈍の組み合わせ。非常に微細で均一なNbssとNb_3Alの均一な二相組織が形成した。 (2)粉末の作製。 いずれのプロセスでもPREP粉末は、真球状でデンドライド組織をもつ急冷凝固粉末となった。特に、プロセスIIIでは最も均一性の高い粉末が得られた。 (3)焼結体の作製。 PREP粉末のHIP焼結体の組織は、粉末組織を大きく反映し、主としてNb固溶体とNb_3Alの二相微細等軸粒組織となった。 以上のことから、粉末冶金法でNb-Al金属間化合物の実用化を考える上で重要になるNb-Al粉末を、擬似HIP-PREP法で作製することが可能であることが実証された。特に、メカニカルアロイング法を取り入れたプロセスIIIでは、良最も均質なNb-Al粉末を作製することが可能である。
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