研究課題/領域番号 |
07555607
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
航空宇宙工学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
西田 迪雄 九州大学, 工学部, 教授 (10025968)
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研究分担者 |
松本 尚之 石川島播磨重工業(株), 技術研究所, 研究員
木原 尚 九州大学, 工学部, 助手 (60243911)
麻生 茂 九州大学, 工学部, 助教授 (40150495)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
1997年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1996年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
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キーワード | アークヒ-タ / 高温気体 / アーク加熱風洞 / 電離気体 |
研究概要 |
宇宙往還機の大気圏突入飛行では、最大飛行マッハ数は28にもなり、機首、翼前縁周りに非常に強い衝撃波が生じ、衝撃波背後の空気温度が極端に高くなる(1万度以上)。その結果、空気を構成している窒素分子、酸素分子が解離、電離するとともに、解離原子の結合により一酸化窒素とそのイオンが生じる。このような解離、電離気体の流れ場を模擬できる地上実験装置として、試験気体をアーク加熱し、解離電離気体とするアーク加熱風胴がある。従来、アーク加熱器(アークヒ-タ)は高温(1500度以上)になるため、水冷によりその熱問題を解決してきた。しかし、アークヒ-タ内部を冷却水で循環させるためには、アークヒ-タ設計が複雑になり、また、運転中の異常放電による冷却水漏れ等の事故を引き起こす可能性がある。そこで、本研究では水冷却を輻射冷却で置き換え、設計、運転の両面で簡単化できるアークヒ-タ装置を開発することにより、再突入空気力学に必要な高エンタルピー流の実験研究を容易ならしめることができると考える。 今年度は前年度に引き続き 水冷式アークヒ-タの特性試験 ・電流-電圧特性 ・流量-電流特性 ・電流-岐点エンタルピ特性 ・熱特性試験 ・岐点熱流束試験 ・岐点エンタルピーの評価 ・加熱効率の評価を行った。
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