研究課題/領域番号 |
07555648
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
建築構造・材料
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研究機関 | 金沢工業大学 |
研究代表者 |
鈴木 有 金沢工業大学, 工学部, 教授 (90027235)
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研究分担者 |
小西 義昭 金沢工業大学, 工学部, 非常勤講師
後藤 正美 金沢工業大学, 工学部, 助手 (40170469)
高山 誠 金沢工業大学, 工学部, 教授 (40064472)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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キーワード | 在来構法 / 木造住宅 / 耐雪性能 / 雪下ろし / 地域構法 / エキスパートシステム |
研究概要 |
(1)北陸地方を中心に、多雪地域の木造住宅について、耐雪性能に関わる構法の地域的特徴と年代的変遷を調査し,その属性を典型化し分類表示できるようにして、各分類毎に木造住宅の構造解析モデルを提案した。 (2)地上及び屋根上の積雪観測資料を収集調査し、屋根面上の積雪荷重モデルを提案した。 (3)こうして典型化された荷重と木造骨組モデルに対して、パラメトリックな構造解析と耐力計算を行い、耐雪性能判定の為の基礎データを集積した。 (4)鉛直荷重に対する詳細な木構造計算規準と雪害の事例を基に、木造建物の耐力評価を工夫して、雪下ろしが間に合わなかったときに多発する被害発生箇所「軒部の耐雪性能」が、屋根の積雪特性に応じて簡便に評価できる判定法を具体的に提案した。 (5)「主要構造体の耐雪性能」が簡便に評価できる判定法の基本構想を同様に提案した。 (6)以上を総合して、構法の特徴と屋根雪の特性に応じて、構造体や軒部の耐雪性能と被害発生を未然に防ぐ屋根雪下ろし時期の目安を手軽に得られる『パソコン利用の判定システム』と、その集積データの要点を抽出した簡便な『判定早見表』を設計し製作した。
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