研究課題/領域番号 |
07555655
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 試験 |
研究分野 |
構造・機能材料
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
岸本 昭 (1996) 東京大学, 大学院・工学系研究科, 講師 (30211874)
柳田 博明 (1995) 東京大学, 大学院工学系研究科, 教授 (20010754)
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研究分担者 |
戸田 郁也 太陽工業, 品質保証部, 部長
武藤 範雄 綜合警備保障, 技術研究室, 室長
杉田 稔 清水建設, 基礎研究室, 室長
松原 秀彰 ファインセラミックスセンターシナジー, セラミックス研究室, 室長
柳田 博明 ファインセラミックスセンター, 試験研究所, 所長
岸本 昭 東京大学, 大学院・工学系研究科, 講師 (30211874)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1996年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
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キーワード | 自己診断 / 破壊検知 / 強度分布 / セラミックス / 膜構造 |
研究概要 |
(1)CFGFRPにおける自己診断機構の広範な材料への適用 自己診断の考え方のセラミックスへの適用は、分担者であるファインセラミックスミックスセンターおよび東大のメンバーにより行った。このうちファインセラミックスミックスセンターでは、検知材として導電性連続層を導入し、加重負荷時の電気抵抗の変化により窒化ケイ素セラミックスの破壊検知を試みた。また東大では、導電性フィラー分散プラスチック被膜をセラミックス材料上に形成し破壊前の導電性変化が顕著であることを見いだしている。自己診断の考え方の柔軟材料への適用は、分担者の一つ太陽工業により行った。CFGFRP同様の炭素繊維の抵抗片かを利用することにより、定期的に膜構造体の劣化自己診断が可能となった。 (2)大型建造物、防犯へのCFGFRPの適用 清水建設ではCFGFRPをコンクリート補強筋として用いた場合の、破壊自己診断性について、綜合警備保障では、壁材の補強筋として用いた場合の侵入防止に用いることを検討した。 (3)CFGFRP自己診断機構の統計的解釈 東京大学のグループでは、同時荷重印加時の脆性材料の機械および電気的特性の挙動から、CFGFRPの自己診断機構の統計的解釈を試みた。その結果CFGFRPの低歪み域での抵抗の漸増減少は、炭素繊維の強度分布に依存し、多数真意に同時に引っ張り試験を施した際の抵抗変化といる簡単なモデルで説明できることがわかった。
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