研究課題/領域番号 |
07556005
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 試験 |
研究分野 |
作物学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
山口 淳一 北海道大学, 農学部, 助教授 (80001478)
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研究分担者 |
佐藤 肇 北海道教育大学, 教育学部・札幌校, 教授 (20091530)
高柳 滋 北海道教育大学, 教育学部・札幌校, 教授 (50013529)
岩間 和人 北海道大学, 農学部, 助教授 (70144219)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
1996年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1995年度: 4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
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キーワード | 植物体表面電位 / 作物 / 水分ストレス / 前置増幅部 / インゲンマメ / バレイショ / イネ / ア-ス |
研究概要 |
本研究の目的は、植物体の発生する電位を測定し植物体の内部状態と電位変化の相互関連を明らかにするために、電位測定計測システムの開発であり、本研究において以下の成果を得た。 1.植物体の大きな信号源抵抗に合わせて高入力インピーダンス(10^<12>Ω)を持つボルテージフォロワ-回路を採用した前置増幅器(プリアンプ)を開発し、また同時に、ノイズ対策を考慮して電源部およびプリアンプの状態をモニターする検定器も作製した。 2.プルーブと作物体との接続方法について検討し、ノイズを拾い易いが接続の簡単な不平衡入力でも、平衡入力法と同等に精度の高い測定が可能であった。 3.サイトウ・バレイショ・イネを圃場またはポット栽培し、表面電位に関して以下の実験結果を得た。(1)表面電位は一般に日中に上昇し、夜間に低下する日変化を示した。またサイトウでの日中での上昇程度は無灌水区に比べて灌水区で大きかった。(2)水分ストレス下でのサイトウの表面電位は下位節間で上位節間より高く、非ストレス個体では逆であった。したし、バレイショでは節位によって異なり、また個体間差も大きかった。(3)茎の位置により上下で逆転現象が認められたが、この部位間差には加法定理が成立した。(4)上位節の表面電位は先端の切除直後に10mVオーダーで急激に低下し、その後徐々に回復した。(5)pH変動は表面電位に大きな影響を与えた。(6)光条件の変化にともない表面電位も変動したが、変動の大部分は温度変化に起因すると考えられた。(7)栽培・測定条件が同様であっても、表面電位には50mV以上の個体間差が認められた。 4.開発したプリアンプは作物体の表面電位を簡便に測定することを可能としたが、個体間差が大きく、また環境条件・処理に対する反応が測定例によって異なった。今後さらにこれらの原因を究明する必要がある。
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