研究課題/領域番号 |
07556017
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 試験 |
研究分野 |
蚕糸・昆虫利用学
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研究機関 | 京都工芸繊維大学 |
研究代表者 |
松本 継男 京都工芸繊維大学, 繊維学部, 教授 (40107355)
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研究分担者 |
笹山 隆夫 大同ホクサン(株)医療関連事業部, 部長(研究職)
小出 政義 丹後生糸(株)海外事業部, 部長(研究職)
橋本 義文 京都工芸繊維大学, 繊維学部, 講師 (60211471)
西村 太郎 京都工芸繊維大学, 地域共同研究センター, 助教授 (30027883)
浜崎 実 京都工芸繊維大学, 繊維学部, 教授 (00021171)
TAKAMI Kuniharu DAIDOUHOKUSAN Co.Ltd., HEAD OF MEDICAL SUPPLIES
高見 邦春 ダイドウホクサン株式会社医療関連事業部, 課長(研究員)
塩見 先人 丹後生糸株式会社繊維素材部, 部長(研究員)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
5,900千円 (直接経費: 5,900千円)
1996年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1995年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
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キーワード | エチレンオキサイドガス / 家蚕蛹の殺蛹 / 生繭繰糸 / 簡易EOG容器 / 繭糸成績 / 生糸成績 / エチレンオキサイドガス(EOG) / エチレンオキサドガス(EOG) |
研究概要 |
高品位な特性を有する差別化生糸は、蚕品種の選抜と製糸法で得られるが,蚕品種の選抜には長期間を要することから、製糸法に関して検討し実用化への道を開拓した。製糸は乾繭、煮繭、繰糸、束装の四工程からなり、なかでも乾繭、煮繭はその後の製糸工程や生糸品質に多大の影響を及ぼす重要な製糸の初期工程である。乾繭法は長期の繭保存には優位であるが、長時間の高温火熱下での乾繭処理(110C, 10時間)は繭質、糸質に大きく影響を与えるえに乾繭装置やその維持に膨大な経費を要する。本研究は微生物殺滅用のエチレンオキサイドガス(EOG)で殺蛹することで、その生繭が持つ特性を生かした製糸法として開発した。 1, EOGと殺蛹機構: 1)殺蛹には15-20分(室温)を要した 2)繭層を通過したEOGは、蛹気門より生体内組織に侵襲し組織呼吸の中枢マヒにて致死を誘起すると判断した 3)生繭は通風換気下で長期間保存が可能であった。 2, EOG処理繭糸と生糸特性: 90C以下の低速繰糸により、解舒率86%,3.04d, 1.167mの上繭げ得られた 2)節少なく、強度、伸度、抱合とも乾繭糸と変わらぬ5Aの優等生であった 3,殺蛹用のガスパックと簡易型EOG容器の試作:1)簡易・軽便化を背景にガスパックはPETで、またEOG容器はガス充填量を100g/本としてアルミ製で試作した 2)本品1本で役割30kgの生繭処理が可能で、その際のEOG消費料は28円と算定された
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