研究課題/領域番号 |
07556038
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
林学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
地頭薗 隆 鹿児島大学, 農学部, 助教授 (50145455)
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研究分担者 |
吉田 茂二郎 九州大学, 農学部, 助教授 (80128462)
下川 悦郎 鹿児島大学, 農学部, 教授 (60041670)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
6,100千円 (直接経費: 6,100千円)
1997年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
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キーワード | データベース / 土砂災害 / 南九州 / 火山地域 / しらす地域 / 雨量データ / 雨量 / ソフト開発 |
研究概要 |
火山噴火物に広く覆われている南九州地域は、わが国でも最も頻繁に土砂災害に見舞われる地域である。災害を防止するためにはハード対策だけでは限界があり、ソフト対策の充実が必要である。土砂災害を防止軽減する一助として、土砂災害に関するデータベースの構築が強く望まれている。それは、データベースが防災対策の基本計画づくりや対策工の工種決定、予測図の作成など防災対策の実施に際して、また土砂災害に関する調査研究の推進にとって効果的な役割を果たすことが期待されるからである。 本研究の目的は、南九州における土砂災害データベースを開発することである。以下得られた結果を述べる。 1 南九州火山地域で発生した過去の災害調査データを論文、報告書、災害史・郷土史関係の書物、新聞などから収集した。 2 斜面の表層地質、高度、傾斜、斜面形状、斜面向き、表層土厚、植生、土地利用形態等の斜面崩壊関連要因の計測・判読を行った。また、地形図の等高線をデジタイザで入力し、起伏量や傾斜などに関する地形解析を自動的に行えるプログラムを開発した。 3 過去の災害発生時の雨量を把握するために、鹿児島県内の39地点について1926〜1997年の72年間の雨量データ収集し、データベース化した。 4 上記の土砂災害と雨量に関するデータベースを用いて、過去の土砂災害発生時の雨量の解析を行った。半減期を24時間に設定して計算した災害発生の実効雨量は小規模な災害を除いて200mmである。この値は、今後の南九州での斜面崩壊・土石流の発生予測の指標として有効である。
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