研究課題/領域番号 |
07556044
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
林産学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
橘 燦郎 (橘 燐郎) 愛媛大学, 農学部, 教授 (10112319)
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研究分担者 |
久保田 実 大阪有機化学工業株式会社, 研究部, 主任
沖 妙 愛媛大学, 農学部, 助教授 (20116916)
伊藤 和貴 愛媛大学, 農学部, 助教授 (50253323)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
1997年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1996年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1995年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
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キーワード | 組織培養 / キャラボク / 細胞懸濁培養 / エリシター / タキソ-ル / 抗菌性 / キトヘプタオース / カルス培養 / 固定化細胞 / キトオリゴ糖 / 生合成前駆体 / 微生物変換 / ジベレリン |
研究概要 |
イチイ科樹木,キャラボクの抽出成分の有効利用について研究し、以下の結果を得た。 1.キャラボクのカルス培養によるタキソ-ルの生産:キャラボクのカルス培養でタキソ-ルが生産できることを見出した。カルス培養時にエリシターとしてキトオリゴ糖を添加するとタキソ-ル生産が5.1倍増加した。そのキトオリゴ糖の中でも最も活性の高いエリシターはキトヘプタオースであった。 2.キャラボクの細胞懸濁培養によタキソ-ルの生産:細胞懸濁培養によりタキソ-ルが生産できることを見出した。その培養時にキトヘプタオースとジャスモン酸を添加するとタキソ-ルが6.3倍増加することを見出した。 3.固定化細胞によるタキソ-ルの生産:アルギン酸で固定化したキャラボクからの細胞は培地中へタキソ-ルを最高0.6mg/L放出することを見出した。 4.タキシニン及びその誘導体の抗菌性:イネごま葉枯病菌,ナシ黒斑病菌,キュウリ褐斑病菌,イチゴ炭そ病菌,カンキツ灰色かび病菌に対する抗菌性を調べ、タキシニン及びその誘導体が抗菌性を有することを見出した。
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