研究課題/領域番号 |
07556045
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
林産学
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研究機関 | 東京農業大学 |
研究代表者 |
小林 純 東京農業大学, 農学部, 助教授 (20112881)
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研究分担者 |
湊 義彦 (株)ウロコ製作所, 研究員
栃木 紀郎 筑波大学, 農林工学系, 助教授 (00015661)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
1995年度: 5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
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キーワード | 針葉樹 / ベニヤレース / 小径木 / フローティングバ- / ローラバー / 刃口条件 / 単板積層材 / 単板品質 |
研究概要 |
戦後拡大造林されたスギやカラマツ等の国産針葉樹は、現在間伐期や主伐期を迎えながら、価格低迷のために、間伐や更新・収穫がままならない状態である。それらの高付加価値化と有効利用を図る新しい技術の一つとして、これらを単板切削して得られた単板を用いてLVL(単板積層材)を製造することが考えられる。 そのためには、これらの比較的径が小さく節の多い材の単板切削に適したベニヤレースを開発する必要がある。その際に要求される性能は、節が多く単板切削が難しいと言われる針葉樹、特にスギでも良質の単板が得られること。従来難しかった刃口条件の設定が容易で特別な訓練を受けたもので無くとも操作できること。山元の小規模工場でも利用できるように小型で安価であること等、これらの条件を満足しなければならない。 これらの条件に適したベニヤレースとして傾斜加圧フローティングローラバーを備えたレースがこれまでの研究結果に基づいて考案された。 そこで実用化の前段階として、実用機の約半分ぐらいの大きさ(刃幅約45cm)の小型の半実用機が、この科学研究費補助金をうけて試作された。その結果、傾斜加圧フローティングローラバーはスギ小径木の単板切削に有効であり、単板品質が向上すること。刃先マイクロベベルは節の切削に対して有効であること。このような傾斜加圧フローティングバ-を備えたレースは刃口条件の設定が非常に容易で誰でも操作できること、等が確かめられた。これらの結果から、傾斜加圧フローティングバ-を備えた針葉樹小径木用の小型ベニヤレースの実用化の可能性が確認された。
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