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農産物鮮度保持のための殺菌処理装置の開発

研究課題

研究課題/領域番号 07556142
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分試験
研究分野 農業機械学
研究機関東京大学

研究代表者

瀬尾 康久  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (80011914)

研究分担者 川越 義則  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (80234053)
相良 泰行  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 講師 (30012024)
大下 誠一  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (00115693)
研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1996年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
キーワード殺菌 / オゾン / 温湯 / サニテーション / 青果物 / 鮮度保持 / 温度 / ラ・フランス / キウイフルーツ
研究概要

殺菌処理装置に関しては、超音波洗浄、温湯処理、オゾン処理をシークエンシャルに行える装置を作製した。各処理の処理時間はタイマーにより設定できる。青果物はステンレスのかごに入れられ搬送され処理される。処理条件はそれぞれの処理セクションで設定できるようになっている。装置は正常に働くことが実験により確認されたが、オゾンの排出処理に問題が残された。
装置を使った実験と並行して、温湯およびオゾン殺菌処理に関する基礎実験を行い、洋ナシ(ラ・フランス)およびキウイフルーツを用いて検討した。両果実に主要な市場病害を生ずるBotryosphaeria sp.をつかって西洋ナシに接種した温湯処理実験では、48℃、20分の処理で約50%の輪紋病の発生を抑えることができたが、しかし、西洋ナシの果皮の変色(褐変)を引き起こすこととなり問題を残した。菌そのものを使って完全殺菌できる温湯処理における温度と処理時間を調べたところ60℃、10分であった。この条件でキウイフルーツを処理したところ果実に硬さ、果肉色、表皮下組織に物理的な障害を生ずることが観察された。以上のことから、温湯処理だけによる殺菌は、果実に熱による障害を生じる恐れがあり難しいと考えられるため、オゾン処理を併用した殺菌処理が検討された。
温湯処理における果実の熱解析に関しては、フラッシュ法による洋ナシ、キウイフルーツ、リンゴの果肉の温度伝導率の測定をおこなった。いずれの果実の温度伝導率も温度依存性が認められ、温度が高くなれば温度伝導率も大きくなる傾向が見られた。得られた結果を利用して、果実内の熱移動解析を試みた。

報告書

(3件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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