研究課題/領域番号 |
07557014
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 試験 |
研究分野 |
医化学一般
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
山本 尚三 徳島大学, 医学部, 教授 (50025607)
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研究分担者 |
鹿取 信 北里大学, 医学部, 教授 (50050365)
樋口 昭平 大正製薬, 開発研究所, 室長
原田 芳照 北里大学, 医学部, 教授 (20050677)
田辺 忠 国立循環器病センター, 研究所, 室長 (60025624)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
15,500千円 (直接経費: 15,500千円)
1996年度: 6,500千円 (直接経費: 6,500千円)
1995年度: 9,000千円 (直接経費: 9,000千円)
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キーワード | 抗炎症薬 / 炎症 / プロスタグランジン / シクロオキシゲナーゼ / アイソザイム / グルココルチコイド / ステロイド / 酵素阻害剤 / シクロオキシゲナーゼ-2 / トロンボキサン / ウエスタンブロット法 / ノーザンブロット法 |
研究概要 |
アラキドン酸からプロスタグランジン(PG)とトロンボキサンの合成を始めるのが、脂肪酸シクロオキシゲナーゼ(COX)である。数年前に、既知の酵素(COX-1)とホモロジーの高いアイソザイム(COX-2)が見出された。COX-1が多くの組織に常時発現するのに比べて、COX-2は種々の細胞で急速に一過性に誘導され、また、その誘導がグルココルチコイドで抑制される。抗炎症薬や抗血栓薬の開発に際して、COX-1阻害が研究開発の1つの示標であったが、検討すべきはCOX-2であるという認識が高まっている。そこで、従来型のCOX-1と識別しつつ、このCOX-2の活性・mRNA・蛋白量の3つの定量的測定方法を確立し、キット化して実用に供することを、本研究計画の目的とする。今年度は以下の問題点につき検討した。1)特異的抗体(山本・原田):COX-2特異的抗体は山本と田辺がすでに作っているが、COX-1特異的なよい抗体がないので、山本らは以前にウシ精嚢腺やヒト血小板の酵素を抗原として作った種々のモノクローン抗体を原田と協力して洗い直して、それぞれCOX-1と反応しCOX-2とは反応しないものを見出した。2)mRNA定量法(田辺):放射性同位元素を用いない感度のよいCOX-1とCOX-2のmRNA定量法として、逆転写PCR法で増幅する条件を設定し、蛍光標識したPCRプライマーでPCRの結果を定量化することを検討中である。3)炎症モデル(原田・樋口):COX-2特異的阻害剤探索のために必要な炎症モデルとして、ラットカラゲニン胸膜炎を昨年度検討したが、今年度はCOX-1阻害剤評価系とCOX-2阻害剤評価系として、未処理およびLPS処理ラットにアラキドン酸静脈内投与後の血漿プロスタノイド測定を試みた。
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